腰椎分離症再発の不安を抱えています

2013年03月05日

コラム

池上正さんが子どもに対する悩みや、保護者・コーチの子どもを取り巻く大人に関する疑問や悩みに答えるこのコーナー。今回はお子さんのケガについてのお悩みです。

◎自宅(ピッチ外での子育ての悩み)

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(質問者:小学4年生の保護者)

4月から小学4年生になる息子の保護者です。3年生のとき、練習のしすぎで腰椎分離症になり、7ヵ月運動禁止となりました。今は復帰したのですが、親子ともどもまた分離症にならないかと不安を抱えてます。今後またくり返さないために、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。ストレッチなどは効き目がありますか? あるなら、どのようなストレッチが効果的なのか教えていただけると助かります。

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オーバーワークに注意
専門の医療機関を訪ねましょう

 腰椎分離症は、スポーツ少年が発症する頻度が最も高いスポーツ障害です。しかも、発症する競技のなかのナンバーワンがサッカーだと言われています。

 20年ほど前は、ジュニアに一番多い障害は水泳だったと記憶しています。水泳をしていた小学生が整形外科を何件もまわっていたのを記憶しています。子どもは痛くなったり、痛みが消えたりを繰り返すうえ、ハッキリした予兆はないそうです。レントゲンを撮るしか発症は確認できないと医療関係者に聞かされました。

 すでに完治したようですが、オーバートレーニングにはくれぐれも気をつけてほしいと思います。私は小学生がサッカーをするのは、1週間のうち練習を2日、試合を1日の計3日で十分だと思っています。やりすぎてしまうと、いいことは何もありません。

 加えて、小学4年生で大人が使う5号球を蹴っている子がいます。5号球は、小学生が使う4号に比べると格段に重くなります。見た目はわずかな差のようですが、子どもの体には負担は大きいです。もし、たまにでも5号球を蹴ることがあるなら、すぐにやめましょう。

 相談者の方は、ストレッチの効果を尋ねられていますが、私は専門家ではないので詳しいことはわかりません。ヘルニア系にストレッチは効果があるかもしれませんが、分離症に関しては何とも言えません。スポーツに詳しい整骨院やトレーナーがいる専門の医療機関などをぜひ訪ねてみてください。

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