超一流アスリートには共通点がある! 身体が目覚める「骨盤おこし」ってナンダ?
2013年04月30日
コラム昨今、カラダに対する関心が一層高まっています。自分の体としっかり向き合うことで、ダイエット効果やメタボ対策、さらにスポーツで言えば、ケガ予防のほか、パフォーマンスアップも期待されるからです。さまざまなトレーニングが紹介されている中で、体幹と同様に注目されているのが“骨盤”です。そこで、今回は好評を博している『DVDでレッスン! 骨盤おこしエクササイズ』(カンゼン刊)の著者、中村考宏先生(えにし治療院院長)に骨盤とカラダづくりについて、わかりやすく解説してもらいました。
文●鈴木康浩 写真●編集部
「骨盤をおこす」とはどういう意味?
ジュニア年代の子どもたちは、サッカーの技術や知識を学びながら、その土台となるカラダづくりに励むことも必要だ。『「骨盤おこし」で身体が目覚める』の著者であり、愛知県愛西市の「えにし治療院」院長の中村考宏先生は「骨盤をおこすことによって、日本人が本来持っている身体の力を呼びおこすことができる」と話す。
「骨盤をおこす」とは、一体どういうことなのだろうか。その前に「骨盤のポジション」について正しく理解しておこう。
中村先生によれば、骨盤には「骨盤立位」「骨盤後傾」「骨盤前傾」という三つのポジションがあるという。
それぞれのポジションを理解するためにポイントとなるのが「坐骨結節」の位置だ。椅子に座っているときにお尻の下に手を入れてみよう。その際、骨の尖った箇所に触れることができる。それが「坐骨結節」だ。
「よくデスクワークをしている方の中で『座っていると骨が痛い』などと訴える人がいます。それは、座面に対して坐骨結節が垂直に立っている状態だからです(写真A)。これは、三つの骨盤のポジションでいう『骨盤後傾』という状態なのですが、そのままだと、慢性的なケガに悩まされたり、身体にさまざまな問題が生じます。だから、骨盤の基準ポジションである『骨盤立位』という状態(写真B)にすることが重要です」
黒人のスポーツ選手を思い浮かべてみよう。胸が前方に出て、お尻がプリッと後ろに突き出ている姿を想像できるだろうか。あれがまさに、骨盤の基準ポジションである「骨盤立位」という状態だ。
実は、日本人も生まれたときは「骨盤立位」の状態なのだそうだ。しかし、赤ちゃんがよちよち歩きを始めて、さらに少しずつ筋力がついてくると、子どもは大人の姿を見ながら日常生活に順応するための姿勢を自然と身につけてしまう。
日本人の場合、この姿勢が往々にして悪い骨盤のポジションである「骨盤後傾」の状態になっているケースが多い。
カテゴリ別新着記事
ニュース
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2025ナショナルトレセン女子U-14前期」参加メンバー発表!
- U-16日本代表メンバー発表!【U-16インターナショナルドリームカップ2025 JAPAN】
- U-20日本代表メンバー発表。サウサンプトン・高岡伶颯や石井久継らが選出【第51回Maurice Revello Tournament】
- U-19女子日本代表メンバー発表!【SUD Ladies Cup 2025】
- U-17日本代表、スペイン遠征に参加するメンバーを発表!
- 「2025ナショナルトレセンU-14前期」参加メンバー発表!
- 長期離脱中に中心選手じゃなくなった
- 『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』2016年度の参加メンバー768名を発表
- 逆転勝利を呼び込んだ頭脳プレー! “野沢菜旋風”なるか? 長野県代表・ノザワナFCが堂々の2連勝スタート!
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?