【第37回全日本少年サッカー大会】岩手県大会 決勝レポート「僅差の決勝を制したMIRUMAE FOOTBALL CLUB U-12が9回目の全国大会へ挑む!」
2013年06月24日
大会情報僅差の決勝を制したMIRUMAE FOOTBALL CLUB U-12が9回目の全国大会へ挑む!
6月23日(日)、「第37回全日本少年サッカー岩手県大会」の最終日(準決勝、3位決定戦、決勝)が盛岡南公園球技場にて行われ、晴天の中、選手たちは懸命にゴールを目指し、熱戦が展開された。
準決勝で3-0の完封勝ちを収めたMIRUMAE FOOTBALL CLUB U-12(以下MIRUMAE)、同じく準決勝で延長戦を制した江刺サッカースポーツ少年団(以下江刺)。この両チームによって行われた決勝は、1点を争う接戦となった。
試合序盤から攻勢に出たのはMIRUMAE。ボールポゼッションを高めながら、パスワークとサイド攻撃でチャンスを作るMIRUMAEに対して、カウンターで応戦すると江刺という構図の序盤だったが、8分に均衡が破れる。MIRUMAEはピッチ中央付近から4番キャプテンの高橋くんが中央へ長い縦パスを入れる。それに反応した10番遠藤くんがペナルティエリア内でDFと交錯し倒れると、これがPKの判定。6番山田くんがゴール左下に落ち着いて決め先制点を挙げた。
先制された江刺だが、集中力を切らさず、粘り強く反撃の機会をうかがう。すると15分、江刺のカウンター。8番菅原くんが中央へのカットインからシュートを放つが惜しくもゴールポストに当たり、同点とはならず、前半は1-0。MIRUMAEリードで折り返した。
迎えた後半、1点を追う江刺は開始から激しいプレッシャーをかけ、ゴールを目指す。後半の序盤は一進一退の攻防が繰り返され、スリリングな展開が続いた。全体の運動量はやや落ちたものの、江刺はカウンターやセットプレーを中心に14番及川くん、10番阿部くんが攻撃に参加し同点を目指すが、MIRUMAEのDF陣が最後の場面では体を投げ出してブロックするなど、集中力を維持。両チームの意地と執念がぶつかり合う戦いとなった。MIRUMAEは攻撃の中核を担っていた10番遠藤くんが負傷退場するアクシデントもあったが、最後までゴールを割らせず、前半に挙げた虎の子の1点を守り抜き、7年ぶりとなる優勝を達成。決勝大会への切符を手にした。
■MIRUMAE FOOTBALL CLUB U-12・工藤監督のコメント
江刺さんの選手それぞれが集中してがんばってきたので、非常に厳しい試合でした。今までトレーニングしてきたことを継続しながら、決勝大会では、冬にピッチを使えない北国がハンデではないことを証明してきたいと思います。6番の山田に預けてからの攻撃は大会直前準備した戦術でしたが、うまくはまったシーンがある反面、そのプレー一辺倒になってしまったので、今後はもう少しいろいろなアイデアを使いながら攻められるようになるとよりいいかなと思います。
(文・写真●高橋拓磨)
■大会フォトギャラリー
(写真●高橋拓磨)
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