サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第26回 柿谷流『リフティングは20回』できればいい!?」
2013年10月03日
コラムこの間の『情熱大陸』の、柿谷選手の特集は、面白かったァー!
「天才」の秘密が少しわかったね。
一番びっくりしたのは、小さい子に「どうしたらリフティングがうまくなりますか?」の質問されての答え。
「今いくつ? 7歳? まだ10回できないでしょ?」
「10回はできる」
「えっできる!? それオレよりすごいよ。オレ、その頃10回できなかった」
「あのね、リフティングは20回できればいいよ。真上に、右で10回、そして左で10回。それでOK。だって、サッカーの試合で30回もリフティングしないでしょ?」
いや~、びっくりしたなぁ、もう。
神のトラップの柿谷選手にこう言われちゃかなわんです。
母ちゃんの中にわずかばかり残っていた「リフティング信仰」の最後の灯が吹き飛んだね。
きっと、この男の子、お父さんに、「柿谷選手みたいなトラップするには、毎日リフティングの練習しなきゃダメだぞ」とかなんとか言われてたんだヨ。
ホラ、そこにもいるでしょ?
トラップは、リフティングをすればうまくなる、と思い込んでるお父さん。
息子さんに、リフティングの練習のノルマを課してるお父さん。
以前から、オシムさんなどが、リフティングの練習など意味がない、と言っていたけど、まだまだ日本ではリフティング信仰が根強いですもんね。
長男が小学生のときも、別のチームの子が、リフティング100回以上できないと選考会に選んでもらえないからと言って、泣きながら練習してたっけ。
「ダメだよね~そういうチームは」
と言いながらも、母ちゃん、ウチのチームがリフティングの練習を一切しないことに、一抹の不安を持っておりました。
オシムさんには悪いけど、柿谷選手に言われたら、すごい説得力!!!
番組では、柿谷選手のトラップについての映像もありました。
ボールを高く投げ、落ちてくるボールの回転をトラップで止める。
「こっちに回転しているところにこう足を出すと、ボールがこっちに行っちゃうじゃないですか。だから、こうして、足の甲に少し傾斜をかける。少し壁にすると、ボールの回転を止められるんです」
それを見てた父ちゃんが、長男に聞いてました。
「えーっ、回転って、ボールがどう回転してるか見えるもんなのかな? おまえ、ボールの回転わかる!?」
「わかんない」
う~む。
柿谷選手、「天才」だと思ってたけど、そうではなくて、ものすごくボール扱いを緻密に考えてるんですよ。
ロイヤルバレエ団のトップだった吉田都さんを思い出しました。
体のどの部分をどう使うか、細かいところを考えながら作り込んでいく、と言ってました。
情熱と感性で踊るのではなく、冷静に頭で作り上げていくんだ! と驚いたもんです。
だから、サッカーも、リフティングもそうなんです。
右で10回、左で10回、自分でどこまで細かいところまで考えてボールを扱うことができるか、ということが重要なんです。
だからこそ、やみくもに数だけこなしたり、やらされてる義務感リフティングじゃぁ、もうなんの意味もないってことです!
大阪のやんちゃ坊主のような気がしていたけど、ずいぶん知的な選手なんだなぁ。
柿谷選手の代表戦での活躍が楽しみです!
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