「子どもの悩み」を解決! 親が気になるカラダのギモンQ&A②
2013年12月15日
コラムQ.食が細い子にもっと食べさせたい!
食の細い子によくある傾向に「ながら食い」があります。テレビを観ながらとか、ぼーっとしているなど、食事に集中していない。こういう子には、ある程度食事時間を区切ったり、親が一緒に食べるなど、家庭で食事に集中させる工夫をしたほうがいいですね。また、もともと食に興味のない子は食卓に何品もあるとげんなりします。そういう子には一品でたくさんの食材を食べられるもの、丼ものや、具だくさんの麺類などが、栄養のかたよりがなくおすすめです。
一方で、お腹が空いたら食事前でもお菓子を食べたり、寝る前にラーメンやアイスを食べる習慣があると夕食や朝食がしっかり食べられません。まずは間食を見直すことが必要です。食事の1時間前や寝る前は間食をさせないようにしましょう。
とはいえ、食の太い細いは、小学生だとかなり個人差があります。食の細い子の場合は、親が「食べろ食べろ」とうるさく言うとストレスになってよけい食べられなくなったり、ひどい場合は吐いてしまう子もいるので、食の細い子に無理に食べさせることは控えたほうがいいと思います。
この時期に大切なのは、食事の量ではなく規則正しい生活をすること。規則正しい生活のリズムを作ることによって、体のホルモンバランスがよくなり成長ホルモンなどの分泌がよくなるのです。小中学生の時期は、このリズムを作ることが何より大事。プロとして活躍している選手でも、小さいときは食が細かったり、好き嫌いがあったという選手もいます。でも、強くなりたいと思い、食べる努力をして苦手を克服しています。食が細いのは気になるところですが、おやつをおにぎりに変えるなど、さりげなく工夫するにとどめ、親御さんも、あまりうるさく言わないほうがよいと思います。
アドバイザー
間宮裕子先生
名古屋グランパススポーツ栄養アドバイザー。名古屋女子大学家政学部管理栄養士専攻卒。Jリーグ初の専属栄養士として97年に名古屋グランパスエイト(当時)に在籍。専門学校トライデント講師としても活躍。また、セミナーや講演会などの依頼も数多い。当サイトでは「まみや食堂」を連載中。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- すぐに「痛い」と言い出す息子…。
- 【第37回全日本少年サッカー大会】三重県大会 決勝レポート「最後まであきらめない気持ちで試合終了間際に得点した、大山田サッカースポーツ少年団が優勝!」