サッカーがうまくなる選手の育成 オランダ流シュートトレーニング【前編】

2014年02月05日

サッカー練習メニュー

オランダサッカー協会が使う“ハンドリング”という表現

 なぜこの4つのポイントがトレーニングを計画・実施する上で、大切な要点になっているのでしょうか。それはオランダでは、特定のハンドリング(※)を抜き出しての反復トレーニングによる「ボール扱いのうまい選手の育成」ではなく、「サッカーのうまい選手の育成」が求められているからです。


※ハンドリング……オランダではテクニックとほぼ同じ意味として使われています。大きな違いはテクニックという抽象的なこととして単語を使うのではなく、攻撃や守備の場面で必要になってくる動作・手段という意味合いで、ここ数年の間にオランダサッカー協会が改正した考え方です。


 試合中、攻撃・守備と目まぐるしく状況が変わります。その中で、チームを勝利に導く判断やハンドリングができる選手の育成が指導者の最大の目的になっているのです。そのため、「サッカーのうまい選手の育成」には、サッカーの試合で起こりうるシチュエーションの中で常にトレーニングをすることが重要だと考えられています。

 なおオランダでは、6歳からクラブでの登録・育成が始まりますが、このような考えは、年齢が上のカテゴリーの話ではなく、6歳の一番年齢の低いカテゴリーからすでに適応されています。

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