中学・高校の進路はどう考える!? 知っておくとタメになるJリーガーへの道【前編】

2014年03月09日

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Jクラブに入ればプロになれるとは限らない

 よりプロへの道を探るのであれば、Jクラブのジュニアユースチームという選択も考えられます。充実した環境、優秀な指導者による英才教育……そしてユースチーム、トップチームへ昇格する道が開けるというメリットがあります。

 リーグ創成期には、元ガンバ大阪の宮本恒靖氏(現・FIFAマスター)や稲本潤一選手(現・川崎フロンターレ)が、このルートを通り、メディアでも取り上げられました。近年ではセレッソ大阪の山口蛍選手や扇原貴宏選手が好例でしょう。2人はセレッソ大阪のジュニアユースチーム、ユースチームと階段を駆け上がり、プロデビューを飾りました。

Jリーガーの道コラム002

 ただし、この道は相当に険しいといえます。まずはジュニアユースのセレクションに合格し、そこで結果を残さなければなりません。場合によっては、ユースチームへの昇格を見送られることもあります。さらには金銭面での負担。各クラブによってバラツキはありますが、月会費が10000~15000円、遠征費が年20~30万円と、部活と比較すれば、かなり高額な費用がかかります。

 何よりもJの育成組織が充実してきているにもかかわらず、毎年トップチームに昇格する選手は数名程度。もちろん本人の努力や才能もあるが「ジュニアユースに入れば、Jリーガーになれる」という考えは早計とも思えます。

 こちらも決して広き門ではありませんが、男女中高一貫のJFAアカデミー福島に進学するという選択肢もあります。JFAアカデミー福島は、中学・高校の6年間を対象としたエリート教育機関・養成システム。近年は幸野志有人選手(FC東京)や金子翔太選手(清水エスパルス)などJFAアカデミー福島を経由してプロへと羽ばたいた選手もいます。

(後編へ続く。次回は3月10日更新予定)

 

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