【ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN】愛知予選 大会レポート

2014年03月27日

ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN

ダノンネーションズカップ、決勝大会出場チームが出そろう!

「ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN」の愛知会場予選大会が、3月23日、愛知県・豊田市運動公園で開催された。3月29・30日に東京・駒沢オリンピック公園で行なわれる決勝大会に出場する「最後の4枠」を争って、全32チームによる熱戦が繰り広げられた。

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4枠の一つを勝ち取ったのが地元・豊田市で活動する豊南ジュニアフットボールチームだ。チームのウリは豊富な運動量と球際での激しさ。予選リーグではピリッとしない試合もあったが、代表決定戦では2-1で美川FCジュニア(石川県)に競り勝った。プレースタイルは「気持ち」(松本康寛監督)という“ど根性軍団”が、全国の強豪クラブにどんな戦いを見せるか注目が集まる。

三重県で活動するFC.Avenidasol U12は、初出場ながら代表決定戦では9人目までもつれ込むPK戦を制して決勝大会進出。「攻防一体」をテーマに掲げるように、全員で攻めながら、全員で守るアグレッシブなスタイル。決勝大会に向けては「強いチームが多いといっても同じ小学生。恐れずに臨みたい」(薮中一真監督)ときっぱり。「アヴェニーダソル」の名を全国に轟かせたいところだ。

代表決定戦で5-0と圧倒的な強さを見せたのが、新潟県長岡市からやってきたエスプリ長岡FC。ダノンネーションズカップは4年連続4回目の出場にして、初めての予選突破となった。最大の持ち味は雪の積もる冬場のフットサルトレーニングで磨いたテクニック。渡辺重男監督が「ウチにはエースが4人いる」と胸を張る攻撃陣は全国レベルで通用するはずだ。

4チーム目は神奈川県横浜市を拠点とする元石川サッカークラブだ。このチームは昨年のダノンネーションズカップ世界大会に出場し、ベストプレーヤー賞に輝いた横浜F・マリノスプライマリー、佐藤宇(ひろ)くんの出身チームでもある。

「ヒロの活躍に勇気をもらって、あそこにみんなで行きたいと思った」(鈴木浩二監督)というように、元石川サッカークラブにとってダノンネーションズカップは目標の地でもある。決勝大会ではモチベーションの高いプレーを見せてくれるだろう。

今大会のフェアプレー賞にはFC恵那アヴァンツァーレ(岐阜県)が選出された。選出理由は「ダノンネーションズカップを楽しんでいるという気持ちを、チーム全体で表現していたから」。岐阜県恵那市の地元の子供たちによる「本当に普通のクラブ」(進藤幸司監督)が決勝大会まで勝ち上がったのは、何よりも自分たちがサッカーを楽しむという気持ちがあったからだろう。

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ダノンネーションズカップの予選大会は愛知会場予選で全日程が終了。いよいよ3月29・30日には、予選96チームの中から勝ち上がった12チームが、前年度の決勝大会で上位に入った18チームともに世界大会が行われるブラジルを目指して戦う。

Jクラブの強豪ジュニアチーム、個性豊かな街クラブが顔を揃えるダノンネーションズカップは「日本で最もハイレベルなジュニア大会」とも言われる。熱い戦いになることは間違いない。

<決勝大会出場チーム>

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(豊南ジュニアフットボールチーム)

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(FC.Avenidasol U12)

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(エスプリ長岡FC)

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(元石川サッカークラブ)

(取材・文●北健一郎 写真●ダノンネーションズカップ in JAPAN実行委員会)

 

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