高橋陽一先生に聞く! 親子で楽しむ、ワールドカップ観戦術

2014年06月11日

インタビュー

大会の華となる注目選手メッシ、ロナウド、ネイマール

――過去のワールドカップで「これは」という大会はありますか?

 いろいろありますが、やはり1986年のメキシコ大会でしょうか。アルゼンチンの優勝に終わったマラドーナの大会です。あの大会が個人技のサッカーが輝いた最後の大会だったようにも思います。今のサッカーでも個人の力は重要ですが、よりチーム力、総合力の戦いになってきていますよね。ただ、逆にそういった時代だからこそ、個人が光り輝けるかどうかが僕の注目点でもあるんです。ロナウド、メッシ、あるいはネイマール。そういった選手が、この総合力の時代に個人としてどんなプレーを見せてくれるのか。そこがすごく楽しみですね。

――やはり注目はその3人ですか?

 ワールドカップとなると、それまで余り知られてなかったような選手がパッと活躍したりといったこともありますから、何とも言えない部分はあります。ただそれでも、この3人はやはり注目だと思いますよ。別にその3人を中心に観ていくということでも、それはワールドカップの楽しみ方として一つの正解だと思います。やっぱりサッカーの〝華〟ですよね、彼らのような選手は。

――では、日本代表はいかがでしょうか。

 組織、団結力、そしてハートの部分が重要でしょう。個の力が上がってきたと言っても、まだまだ世界の強国と比べれば見劣りする部分があるのは否めませんから、チームとして戦えるかどうか。大会として考えるなら、ポイントは初戦です。このコートジボアール戦にどういう状態で臨めるか。良くも悪くも、ここで決まっちゃうかもしれません。

――キープレーヤーは誰になりそうですか?

 点をとる人でしょうね。決めるべきときに決めてくれるかどうか。僕はチャンスを作るところまではいけると思っているんですよ。だから、やっぱり岡崎選手じゃないでしょうか。僕は彼のことが好きなんですが、泥くさくて〝日本人っぽい〟ストライカーですよね。

Brazil v Serbia - International Friendly
(写真●Getty Images)

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