マンガでわかる! オランダ代表、ファン・ペルシーのシュートテクニック術

2014年06月18日

サッカーエンタメ最前線

ロビン・ファン・ペルシーのテクニックを解説!!

一流の得点感覚を持つシュートテクニシャン

ピッチの情報と間接視野で自分とゴールの関係を把握する

 ファン・ペルシーはシュートのうまいFWです。一流のプロですから、シュートがうまいのは当たり前かもしれませんが、その中でもとくにうまいと思います。

 正確なキック力があるからですが、キックがうまいだけではシュートがうまいとはかぎりません。

 たとえば、パスとシュートは少しちがっています。パスは動いている味方にも、止まっている味方にも出しますが、シュートするときにゴールは動いていません。必ず止まっているゴールのどこかを狙わなければいけません。

 ゴールは止まっているのですから、パスよりもシュートのほうが簡単に思えますが、そのぶん相手選手もシュートの方向を予測するのが簡単です。DFとGKが協力して守れば、シュートが飛んでくるコースのほとんどをふさぐこともできます。それに、少しパスがずれても味方がカバーしてくれますが、ゴールは動いてくれません。

 まず、ファン・ペルシーは相手のDFに当たらないようにシュートを打つのがうまいですね。横に少し外してシュートコースをあけると、すばやいモーションでシュートします。かわしてからシュートするまでがスムーズで速いので、DFのタックルが間に合いません。

 そして、相手GKのポジションを予想して、届かないところにシュートを打ち込むのがうまい。GKを見ているときもありますが、ほとんど見ていないことも多い。これは、ゴールと自分の関係をおよそわかっているからでしょう。

 ペナルティーエリアあたりなら、ボールだけを見ていても、なんとなくゴールの場所はわかります。間接視野といいますが、慣れてくれば、目のはしでゴールをとらえることができるのです。また、ペナルティーエリアやゴールエリアのラインも、自分がどこにいるかを知る材料になります。DFの位置からもゴールの場所がわかります。

 ファン・ペルシーは、こうしたいろいろなヒントを使いながら、どこへシュートすればGKに防がれずに得点になるか、感覚的にわかっていると思います。

 


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