遠藤保仁選手の両親に学ぶ！ Ｊリーガーの両親は息子にどんなサポートをしてきたのか？

2014年09月06日

サッカーエンタメ最前線

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サッカーは選手の判断が第一

　遠藤家では人間性を高めることを何よりも重視した。

　父・武義さんも「社会人になってからで困らないことは後回しにしてもいいけど、人間性だけは子どものうちから教育しないと間に合いません。人間性が良ければいい仕事もできるだろうし、スポーツマンとしても通用するでしょう」と強調する。昔ながらの教育方法が遠藤三兄弟を健全に育んだのだ。

　３人の中でも、末っ子の遠藤は特にサッカーに強くのめりこんだ。家に戻ってからもサッカーのビデオを擦り切れるほど見て、実践するのが常だった。

「ヤットは、食事中からサッカーのビデオばかり見ていました。お父さんが野球好きなので、その時間だけ一緒に野球を見ていましたけど、それが終わると、またサッカーのビデオ鑑賞に戻っていく。そんなにサッカーが好きなら、とことんまで見ればいいと思い、私も特に注意しませんでした」（ヤス子さん）

　最近は「テレビを見るな」「サッカーばっかりやってないで勉強しなさい」などと子どもにプレッシャーをかけるケースが少なくないが、遠藤家は全くの対極だ。本人の好きなことを遠慮なくやらせて、とことんまで追求させたことが、結果として大きく個性を伸ばすのにつながったのだろう。

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