4種(小学生年代)を支える町クラブの存在意義とは? サッカーが日本の文化となるために改めて考えなおしたいこと
2014年11月02日
コラム二十歳過ぎまでサッカーを続ける子が何人いるのか
――中高でやめてしまうような子どももそれなりにいるわけですね。
そうですね。先輩が嫌だ、練習がつまらないなど、理由はさまざまです。楽しかったサッカーがどこかで義務になる瞬間があるでしょう? だけど子どもには、サッカーで自分の意志を表現する権利があるから、せめてここでは子どもたちに強制をしない。
試合でメンバーを決めるのも、ポジションの配置も、自分たちで決めさせながら、何とか自分で考えられる子どもにしてあげて、中学に送り出すんです。
それで中学や高校のサッカーが合わずにやめてしまう子どもも中にはいるわけですけど、子どもの判断ですからね。ここから卒業した子どもは何百人といますが、二十歳過ぎまで選手を続けている子どもは……。
――選手登録をして第一線でプレーを続ける子どもの数ですね。
ええ。僕としては二十歳過ぎまで選手登録をして体を鍛えてほしいし、実際に大学までプレーを続けてプロを目指している卒団生もいます。でも、ほとんどの子どもが高校まで続けてやめてしまうという現実がある。
日本サッカーのピラミッドでいえば僕らは底辺のチームですが、そういう子どもたちが第一線を退いたあとに、結婚してお父さんになって子どもに、ボールを運ぶのはこんなに楽しいよ、と見せてあげられるかどうか。
それを僕は大切にしたいんです。お母さんが子どもに、サッカーやってみる? 私もサッカーやっていたのよ、といって綺麗にドリブルできたら、子どもは楽しいと思ってくれるでしょう? お爺ちゃんがリフティング100回できたら孫はきっと喜んでくれますよ。
ここでサッカーをやったからには、ずっとサッカーの理解者であり、愛好者であり、ドリブルは楽しいよ、と胸を張っていえる、僕はそういう人間をたくさん育てたいんです。
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