ジュニアの現場から見るグラウンド問題の現実。サッカー少年たちの故郷(ふるさと)が無くなるとき
2014年12月19日
コラム活動場所が自由に使えないサッカー環境
「ここが使えなくなるんですか? 私たちのチームは小学校の校庭で活動しているのですが、サッカーの試合ができるぎりぎりのスペースしかありません。対戦相手の子どもたちからも『うわっ、狭い!』と驚かれるくらいです。
だから、ここのような広々とした場所に子どもたちを招待してもらえのはありがたいことでした」と参加していたクラブの指導者も残念そうな表情を浮かべていた。
行政は、市民がスポーツを楽しめる環境を増やしていく取り組みをしており、例えば浄水場を利用したグラウンド作りを進めているようだ。
「ありがたいことではありますが、(そのグラウンドまでは)移動距離もあり、保護者の送り迎えが必要になれば手軽さはなくなります。それに新しい公園が整備されると、当然、ほかの団体との抽選となるでしょう。毎週末、新浜フットボールクラブが使用できる保障はありません」
少年サッカークラブに限らず、アマチュアスポーツの団体が、活動場所を定期的に確保するのは容易なことではない。地区の学校を母体に設立された少年団でさえ、他の団体と毎月会議を開き活動日を調整していることもある。施設が増えても、これまで活動場所に不自由していた団体が殺到し競合すれば割り当てられる日数は減少してしまう。
「今後については、いろいろとアイデアはあるのですが、具体策はでてこないですね」と遠山代表。頭を捻ってはいたが、このグラウンドを作り上げた経験やコネクションを糧に前進して行くような心意気を感じられた。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!2024.04.15
- 「JFAナショナルトレセンU-12関西」が開催!2024.04.11
- 「東北トレセンU-13」が開催!2024.04.10
- 【AFC U23アジアカップ カタール2024】U-23日本代表メンバー発表!2024.04.08
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.17
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.17
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.17
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.17
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.17
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 【AFC U17女子アジアカップ インドネシア2024】U-17日本女子代表メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 興味と探求心を育む松井大輔の指導「個人戦術を身につけることができれば…」横浜FCスクール初指導で子どもたちに伝えたこと
- ジュニア年代にも大切なトップ選手の共通点は?“自重コントロール”の重要性【フィジカルのプレーモデル】
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 「2023ナショナルトレセンU-14 (後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 【ジュニア セレクション】柏レイソル(千葉県)