子どもが「うまくなる」ために親が知っておきたい4つのポイント

2014年12月30日

コラム

サッカーだけをやってもうまくならない

 ただし、ひたすらボールを触ってもうまくなるとは限らない。たとえばMYUTOの場合は、ボールを使う練習はあまりせずに、ストリートダンスやアクロバット、スケートボードときにはドローイングやピアノもやって感性を高めていった。サッカーだけをしたからといってうまくなるとは限らないのだ。

 また撮影の現場でメッシのドリブルテクニックについて話を聞いた際には、「メッシはいつもリズムのオフビート(※1)に上半身のアイソレーション(※2)でボディフェイクして抜いている」とサラッと話していたのには驚いた。

※1 オフビート……音楽用語でオンビートとオンビートの間の半拍子のこと
※2 アイソレーション……ダンス用語で体の各部分を単独で動かすこと

 子どもは、自分が好きなこと、楽しいことと感じたときに一番伸びる。そんなひたむきになる子どもたちの姿を親はどうサポートすべきか。MYUTOのご両親にもサポートについて聞いたときの話をここでも紹介したい。

「息子はサッカーよりダンスとかの方が、筋が良いと感じていたので、出版のお話をいただいたときは本当に驚きました。人違いかなって(笑)。私たちもサッカー経験もないですし、実は全く疎いんです。なので逆に、サッカーに限らず本人がやってみたいということには反対はしませんでした。こちらとしては本当に見守るだけ。いろんなことにチャレンジはしたけど、『どのジャンルもかっこいいことは地味な努力が必要だ』と自ら言ってましたから、まあやってよかったかなと思ってます」

 ここまでをまとめると、子どもがうまくなる、もしくは伸びるポイントに以下のようなことがあげられる。

 ①自分の好きなことを見つける
 ②憧れの選手を見つける
 ③サッカーだけをしてもうまくならない
 ④見守る姿勢の両親のサポート

 あたり前のようなことではあるが、この4つのポイントは大切である。もちろん人にはそれぞれの人生があるので、すべてが当てはまるというわけではないかもしれないが、少しでも参考にしていただけるとうれしい。子どもの可能性は無限大。みなさんも子どもたちの成長を見守る姿勢でサポートしてもらいたい。

 なお、今回紹介したMYUTOが実践する「MYUTOのフットワークトレーニング(仮)」を次号本誌ジュニサカで掲載予定。


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