子どもが「うまくなる」ために親が知っておきたい4つのポイント

2014年12月30日

コラム

サッカーでも、どんなスポーツでも、子どもは「うまくなりたい」「強くなりたい」と願うことが多いはずだ。しかし、その願いを叶えるためには、どんなことが必要なのか。今回はわずか13歳でストリートサッカーの実用書を企画・監修・出演したMYUTOから、そのヒントを探る。


子どもが伸びるヒントは好きなことを見つけること

 MYUTOがストリートサッカーに出会ったのは小学3年生のとき。たまたま『ナイキ フリースタイルフットボール』というDVD付の本を見つけ、かっこいいボールコントロールとファッションの映像を見て、すぐに夢中になったという。

 しかし、サッカーチームやサッカースクールには所属していなかったため、ボール扱いに最初は手こずった。本人はうまくなろうと必死に、近所の公園で練習したり、友達と1on1をしたりして、ボール感覚を磨いていく。

 そして小学5年のころには、個サル(個人向けフットサル)で大人に混ざって積極的にゲームに参加した。MYUTOいわく、「いまでも個サルには通っていますが、初対面の大人に技を試したりするのが楽しかったし、研究にもなるんです」と、常に向上心と探求心を忘れない姿勢を持っている。


前半・・・コンビネーション
後半・・・目隠しムーブ

 やはり子ども自身がうまくなるために最も大切なことは、「自分の好きなことを見つける」ことである。それは子どもに限ったことでないかもしれないが、神経系の動きを養うのに適したゴールデンエージの年代に、好きなことを見つけて「うまくなろう」と自分を磨くことが、上達への一歩となるにちがいない。

 さらにMYUTOの場合は、現在所属しているフリースタイルチーム「スタイラーズ」のNissiとGROGGYに憧れていたことも技術の進歩を後押しした。実は先述した、MYUTOが初めて見た本に出演をしていたのがNissiとGROGGY。そのほかにもたくさんのサッカーテクニック書籍を監修している二人がサッカーの足技にハマるきっかけにもなった。

 だから、「憧れの選手を見つける」というのも、子どもがうまくなる一つのキーワードといえる。それはプロサッカー選手でもいいし、チームの先輩でもいい。わかりやすい例でいえば、宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)と家長昭博選手(大宮アルディージャ)の関係。

 宇佐美選手が小学生のとき、同じチームにいた先輩・家長選手に憧れてドリブル練習に励み、そして同じガンバ大阪のジュニアユースに進んだという話は、有名である。

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