世界基準のU-22はもはや若手ではない!? 欧州で活躍するU-22年代の注目選手
2015年07月02日
サッカーエンタメ最前線青田買い。数年前から欧州のサッカーシーンでは、こんな言葉を頻繁に耳にするようになりまた。選手獲得競争は年々激しくなり、移籍金が高騰する前の10代、もしくはそれ以前から選手を獲得して自ら育ててしまおうというのが世界的ビッククラブのスタンダードなやり方になっています。その善し悪しは別にして、実際サッカー界は若年化しており、日本では若手とされるU22年代(リオデジャネイロ五輪世代)は、トップレベルで結果を残すことが求められています。そこで今回は昨シーズン、世界のトップレベルで活躍した注目のU-22年代の選手を紹介します。
(構成●編集部 写真●Getty Images)

イングランド・プレミアリーグ
トッテナム所属 FW ハリー・ケイン
1993年7月28日生まれ 21歳
フットボールの母国を席巻した“ハリケーン”
14-15シーズン、欧州で最も活躍した若手選手は?
と、聞かれたら多くの人がこの『ハリー・ケイン』の挙げるのではないでしょうか。イングランド・プレミアリーグに所属するトッテナムのアカデミー出身のハリー・ケインは、昨シーズン途中までクラブでレギュラーを掴めていない、いち若手選手の一人でした。
しかし、ローテーション要員としてカップ戦などで起用され続けるなかで、安定してゴールという結果を出し続けて、与えられたチャンスにもゴールで応えると一気にブレイク。一時はプレミアリーグの得点ランキングトップに立つなど、いち若手選手からフットボールの母国であるイングランドの希望の星に躍り出ました。
そんなハリー・ケインがトップレベルでゴールを量産できた要因は、フォワードとして“意外性”を多く持つ選手だからだと考えます。身長が188cmあることから、ポストプレーや空中戦で勝負するセンターフォワードかと思いきや、動き回ってパスを引き出しスルーパスをだせる。
さらに、シュートレンジも広く、一見ボールコントロールを誤ってしまった体勢からでも、抑えの利いたシュートを打つことも可能。それでいながら、ゴール前では嗅覚を持ち合わせ、ボールがこぼれる場所がわかっていたかのような“ごっつあんゴール”を決めることもできます。
ハリー・ケイン最大の武器は、“頭の良さ”にあります。前述したパスのうまさや、ゴール前の嗅覚はミッドフィルダーの選手に必要な空間把握能力の高さの表れです。そして、本人がその特徴をしっかりと把握し、普通の長身フォワードであれば持ち合わせていない、意外性を武器にしているからこそ、ディフェンスのとってはプレーを限定しにくく、昨シーズンは多くのゴールを決めることができたのです。
≪意外性溢れるハリー・ケインのゴール集≫
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