中学生時代に2度の大怪我を乗り越えて━━。大儀見優季選手が再び世界最高の舞台に立てる理由
2015年07月04日
サッカーエンタメ最前線恐怖心との戦い
しかし、夏になっても、ボールを蹴ったりすることはできていたものの、どこかまだ自分でも違和感やボールを蹴ったりターンをしたりすることへの恐怖心があったし、全力でプレーできる感じはしなかった。
そうした不安を取り払いたい思いが強まり、コーチやトレーナーのアドバイスも受け、手術をする決断をした。手術は成功し、リハビリを経て復帰できたのは、怪我をしてからおよそ1年後、中学2年の3月のことだった。
ピッチに戻れたときは、本当に嬉しかった。当たり前に練習ができること、当たり前にみんなとサッカーできることは、幸せなことなんだと痛感した。怪我をしたことで、大切なことを、身をもって知ることができた。
しかし、喜びもつかの間。その10カ月後、中学3年の1月。私はメニーナ所属でありながら、自分たちの年代の上のカテゴリーでもあるベレーザでトレーングをさせてもらっていた。メニーナで出場したU‐18(18歳以下)の全国大会では優勝して、大会MVPにも選ばれていた。当時、日本女子代表監督だった上田栄治さんがちょうど試合を観に来ていて、代表メンバーとしてもチェックしてもらっていた頃だった。
春には、そのままトップチームのベレーザに正式に登録してもらうことも決まっていて、サッカー選手として、まさに「これから」というときのこと。大事な時期に、またやってしまったのだ。前回同様、後ろにターンしたときの怪我だった。いつものように練習をしているときの怪我だった。
カテゴリ別新着記事
ニュース
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!2024.11.14
- 「Jヴィレッジチャレンジ 2024 powered by シント=トロイデンVV」が開催!2024.11.14
- U-19日本代表、メキシコ遠征参加メンバー発表。湘南ベルマーレ・石井久継も選出で10番を背負う!2024.11.08
- 「U-16日本代表候補 国内トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2024.11.07
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.04.24
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.04.24
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.04.24
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.04.24
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.04.24
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
人気記事ランキング
- 「2024ナショナルトレセンU-14(後期)」参加メンバー発表!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- 関東選抜メンバー発表!【関東トレセン交流戦U-15】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- ビルドアップ能力を自然に高めるスモールサイドゲーム。スペインで行われるトレーニングデザインとその意図とは
- 「フットサルって足下がうまくなりますよね」。それだけじゃないメリット “重要な決断” が繰り返される価値とは【8月特集】
- すぐに「痛い」と言い出す息子…。
- 【第37回全日本少年サッカー大会】三重県大会 決勝レポート「最後まであきらめない気持ちで試合終了間際に得点した、大山田サッカースポーツ少年団が優勝!」
- 【ダノンネーションズカップ2014 in JAPAN】決勝大会 大会フォトギャラリー