中学生時代に2度の大怪我を乗り越えて━━。大儀見優季選手が再び世界最高の舞台に立てる理由

2015年07月04日

サッカーエンタメ最前線

二度の大怪我から得たもの

 復帰するとすぐに代表に招集され、それからは、喜びをかみしめる間もなく、「わずか16歳で代表」「女釜本」「女平山」などと注目を浴びて、苦労の日々が始まってしまったのだが……(笑)。
 
 二度の怪我、手術、リハビリ生活を振り返ると、少しもマイナスはなかったと断言できる。「怪我をしなければ……」そう思ったことは、一度もない。
 
 怪我をしたことで、できなくなった普段のトレーニングに代わり、筋トレを始めた。ベレーザの先輩たちが持ち上げているベンチプレスなども、中学2年生にして持ち上げられるようになっていた。リハビリ中に続けた筋トレのおかげで、体格がぐんと変化した。
 
 みんながボールを蹴っている間に、地味なトレーニングを続けるのはつらい。しかし、怪我を経験した選手のほうが、精神的にも強くなれる。壁を乗り越えることで、一つ成長することができるからではないだろうか。

 若いうちに、当たり前が当たり前でなくなる経験をしたからこそ、当たり前にサッカーができることが幸せであると知れた。同時に、周りの人の働きがあってこそ、自分がサッカーを続けられることを思い知った。

 怪我という壁を乗り越えて、私はそんなことを考える人間になった。自分の周りで、見えないところで、どんな人たちの力があってそれができているのか。常に周りを見回して、そういう人たちの存在を感じる。

 私の「当たり前」を手助けしてくれる人たちへの感謝を、決して忘れてはいけないと思っている。

EDMONTON, AB - JUNE 27:  Yuki Ogimi #17 of Japan looks on during the FIFA Women's World Cup Canada 2015 quarter final match between Japan and Australia at Commonwealth Stadium on June 27, 2015 in Edmonton, Alberta, Canada.  (Photo by Maddie Meyer - FIFA/FIFA via Getty Images)

<関連リンク>
『大儀見の流技 アスリートとして、女性として輝くために』


プロフィール
大儀見優季
(おおぎみ・ゆうき)
1987年7月15日生まれ。神奈川県出身。兄の影響を受け、林サッカークラブでサッカーを始める。2000年、日テレ・メニーナに入団。03年に日テレ・ベレーザに昇格し、翌年に日本代表Aマッチデビュー。11年には日本代表をFIFA女子ワールドカップ優勝に導く活躍をみせ、15年になった現在もなでしこジャパン不動のストライカーとして君臨する。

 


 

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