正しい走り方のフォームを身につけるには実は“スキップ”が効果的!?

2016年05月25日

コラム

大事な試合や運動会などで「どうしても勝ちたい」「練習の成果を見せたい」と思えば思うほど緊張してしまい、思い描いていた結果とは違う結果になってしまうことは、多くの人が経験することだと思います。そこで、シドニー五輪などに100m走日本代表として出場し、100m日本記録保持者でもある伊東浩司氏・著の「小・中学生のための足がグングン速くなる本」から、正しい走り方を身につけるためのトレーニングを一部抜粋して紹介します。

(構成●ジュニサカ編集部 写真●Getty Images)

小・中学生のための足がグングン速くなる本 』より一部転載


MILWAUKEE, WI - JULY 13: Gabriel Obertan #25 of the Newcastle United runs through some drills during practice at Marquette University Valley Fields on July 13, 2015, in Milwaukee, Wisconsin. (Photo by Mike McGinnis/Newcastle United via Getty Images)

スキップは万能トレーニング?

 ステップアップドリルのほかに、おすすめするトレーニングとして、スキップがあります。正しい走り方をするためには、かかとから着地して体の重心を移動し、腕と上半身の力を利用して地面を大きくける必要があります。スキップには、そうした走りの基礎となる要素がすべて含まれているのです。

 リズム感も養われるため、走力アップのトレーニングとしても非常に効果的です。しかも、全身の力を抜いた状態で進行方向に進んでいく動きなので、どれだけ長く続けても疲れません。体に負担がまったくないんですね。

 だから、ステップアップドリルの前にやってもいいし、間にやってもいい、最後にやってもかまいません。子どもが飽きてきたと思ったら、力が抜ける動作なので、リラックス効果もあるスキップをやってみてください。

 スキップができない子には、保護者や指導者が見本を見せて、子どもには後ろからついてきてもらうといいでしょう。横に並んで手をつないでやっても効果的です。スキップは、言葉で説明するよりも見よう見まねで覚えたほうが早く習得できます。

 最終的には、タイムを計ってスキップ走をやってみてもいいと思います。タイムを計るとなると、どうしても身体に力が入ってしまうので、それでもリラックスできるかを確認します。

 様々なバリエーションがあるのもスキップの魅力。ぜひ、チャレンジしてください。

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