「日本を強化するためにアジア全体も強化する」マクロな視点を持つ日本代表・本田圭佑選手のビジョン。『HONDA ESTILO』のアジア戦略とは
2016年08月31日
コラムアジア全体を底上げし、レベルの上がったアジアに負けない日本を
――これは狭い視野なのかもしれないですけど、本田圭佑選手が日本の子どもたちを直で指導するから、日本の子どもたちが大きな夢を持って、結果、日本のサッカーが強くなると考えられると思うのですが。
「日本サッカーの強化という意味でいえばそうかもしれませんが、本田圭佑はもっと大きなマクロな視点で見ているところはあります。もちろん、現在、日本では小学生年代からスクールで育成していますし、中学生のジュニアユースは、関東、関西、静岡に一校ずつあります。高校生のユースチームもあるので、グループ全体で各年代をピラミッドにしてフォローできるようにはしています。
ただ、今は中国が国策としてサッカーを強化しようという方針を打ち出していてチャンスがあると。こういう状況のときに、日本がアジアのなかで強ければいいという考えではなくて、アジア全体が強くなって全体を底上げしていく必要がある。レベルアップしたアジア勢に負けないように切磋琢磨しながら同時に日本も強くなる。それが今回、彼が上海進出を決断した大きな思いとしてあると思います」
――日本サッカーだけを強化しても限界があると。
「そうですね。ただ、日本のサッカーを強くしたいという思いはあるものの、あくまで我々の主眼は、やはりサッカーを通じて一人でも多くの子どもたちを教育することにあります。夢を持ち、目標に対してプロセスを立て、努力する大切さ、チームワークの大切さ、自分で考える大切さ、などをしっかり伝えていく。
サッカーはあらゆる要素が詰まった最高の教育ツールだと思うんです。それを活かして世界中に教育的にアプローチしたい。それが海外展開の一つのテーマとしてぶれずにあるということですね」(全文は、アジアフットボール批評 special issue03でお楽しみください。)
【商品名】アジアフットボール批評 special issue03
【発行】株式会社カンゼン
B5判/128ページ
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