「日本を強化するためにアジア全体も強化する」マクロな視点を持つ日本代表・本田圭佑選手のビジョン。『HONDA ESTILO』のアジア戦略とは

2016年08月31日

コラム

チャンスに恵まれない子どもにアプローチ

――日本でのサッカー教室には本田選手はあまり参加されない印象がありますが、アジアでの活動にはすべて帯同しているんですか?

「タイミングが合えば国内のイベントにも参加していて、日本ではやらないというポリシーはありません。実際、昨年末には日本でもサッカースクールをしていますし、時間が空けばソルティーロサッカースクールに訪問しています。ただ、多くのサッカー選手が日本国内で普及活動をするなか、我々のビジョンのもとに活動をすると、必然的に海外での活動が増えてきています。

 そこにある一番の思いは、チャンスに恵まれない子どもにアプローチをしてチャンスを与えたいということだからです。日本では現在64校、約3800名の生徒を抱えさせてもらっていて、常にリアルタイムで世界のサッカーの最前線の情報だったり、本田圭佑の考えていることだったりをスクールのコーチ陣を通してフィードバックできる状況を作り上げようとしているので、比較的思いは伝えられます。

 でもアジア、東南アジアにはそういうチャンスがまだないので、これまで単発であってもサッカー教室を開催するなかで本田圭佑も必ず参加してきました。それをちょっと発展させた展開として、サッカースクール自体を海外へ進出させる第一弾として、この度上海で会社を設立しました。今年9月に上海でサッカースクールが動き始めることになります」

――日本のスクールと同じものを上海に持っていくと。

「そうですね。単発のサッカー教室で『夢を持って毎日練習することが大事だよ』と伝えている反面、我々が日々現地の子どもたちをサポートしきれているわけではなかったので、もう少し、こちらの思いをしっかり波及させたい、そんな思いから上海進出がありました」

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