棚橋尭士選手がハットトリック! 久保選手、中村選手も2ゴールを記録し、U-16日本はキルギスに8-0で快勝!!
2016年09月19日
ジュニアサッカーニュース
(写真●佐藤博之)
来年のU-17W杯出場権をかけたAFC U-16アジア選手権のグループステージ第2戦が19日に行われ、日本代表はキルギス代表と対戦した。
初戦でベトナムに7-0と大勝した日本は、スタメンを3人変更する。平川怜、宮代大聖、山田寛人に代えて監物拓歩、鈴木冬一、棚橋尭士が先発メンバーに名を連ねた。ベトナム戦で2ゴールを挙げた久保建英は引き続きスタメン出場している。
序盤は強豪オーストラリアを破って勢いづくキルギスに主導権を握られてしまう。日本はビルドアップでミスを連発して30分頃まで1本もシュートを放てない。
森山監督はその時点で左サイドバックの小林友希を下げてボランチの平川を投入。喜田陽を小林の抜けたポジションに下げて早い段階で布陣変更を決断した。そして直後の先制点が試合の流れを一変させる。
34分、相手DFが低い位置でクリアにもたついたところを見逃さなかった棚橋がボールを奪うと、左サイドの深い位置からペナルティエリア内に切り込んで右足一閃。GKのニアサイドを抜いて待望の先制ゴールを奪った。
失点したキルギスが序盤の勢いを失うと、日本は一気に畳み掛ける。42分、相手のミスでこぼれたボールをペナルティエリア手前で拾った久保は、タックルにきた相手DFを冷静にかわし右足で2試合連続となる今大会3点目をゲット。
さらに続く43分、先制点を挙げた棚橋がドリブルで2対1の状況を作り、中央でフリーになった味方へラストパスを送る。それを受けた中村敬斗が難なく決めて日本のリードを3点に広げた。
後半はハーフタイム中に降り始めた雨の中行われる。それでも日本の勢いは衰えない。52分、久保の絶妙なスルーパスに抜け出した中村がGKとの駆け引きを制して前半に続く2ゴール目を決めれば、54分には棚橋が個人技で相手DFをかわして右足アウトサイドで技ありシュートを流し込み、試合を決定づけた。
ここまでくればもう止まらない。57分には今大会初先発の鈴木が自ら獲得したPKをしっかりと決めてリードを6点とする。その後しばらくゴールは止まってしまったが、80分に棚橋がこの試合2本目のPKを沈めてハットトリックを達成。ベトナム戦に続いて7点目を奪った。
最後まで気を緩めることなく攻め続けた日本は、後半アディショナルタイムに久保が2試合連続の2点目を奪ってキルギスに8-0と大勝しグループステージ2連勝。次戦は22日のオーストラリア戦。後半開始に降っていた雨が上がるとともに、世界への視界が開けてきた。
(写真●佐藤博之)
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