ビーチサッカー日本代表と子どもたちが一緒にプレー!! 初めてのオーバーヘッドにも挑戦
2016年09月20日
ジュニアサッカーニュース
(文・写真●Noriko Nagano)
ビーチサッカー国際親善試合(日本代表―タヒチ代表)が兵庫県明石市で開催され、9月17日(土)の試合後には、ビーチサッカー教室が行われ、日本代表オフィシャルパートナー・キリングループ公式ホームページ内「キリンファンゾーン」で募集された10組20名が参加した。
参加者は小・中学生の兄弟や親子などで、国際親善試合に出場した選手全員が、参加者と触れ合いながらビーチサッカーの魅力を伝えた。国際基準を備えた深さのあるピッチで、参加者も裸足になってビーチサッカーを楽しんだ。
教室では、マルセロ・メンデス日本代表監督が、砂の上でのボール運びの方法を伝授。参加者は浮き球でのドリブルやパスを体験した。また、昨年のW杯に出場した日本代表選手たちが、間近でオーバーヘッドを披露。参加者も選手にアドバイスを聞きながら、オーバーヘッドに挑戦した。初めてオーバーヘッドを体験した子どもたちは、「やってみたら初めてできて楽しかった」「砂の上なので痛くなかった」「難しいけどおもしろかった」とうれしそうに話した。
最後には、フルピッチで日本代表メンバーと参加者が対戦。試合の中で、日本代表キャプテンの茂怜羅オズ選手が、長い距離をリフティングで運ぶなどテクニックを見せ、参加者を驚かせた。
W杯準優勝の強豪タヒチとのハードな試合の直後だったが、選手たちは疲れを見せず、笑顔で参加者と触れ合った。茂怜羅選手は、「ビーチサッカーの楽しさは、やりながらのほうがわかりやすいし、試合を見るだけじゃなく、こういう機会に楽しみながらやってみることは大事なこと。試合の後で正直、体は疲れているけど、子どもたちの笑顔を見ると、元気になるし、パワーをもらえる。一緒にボールを蹴れてよかった」と振り返った。
日本代表選手たちも子どものころにサッカー選手と触れ合い、夢を抱いて今につながっている選手も多い。ハイレベルな国際親善試合を間近で見られ、さらに、そこに出場していた日本代表選手の近くでボールを蹴れる貴重な機会になった。
国際親善試合の翌日に日本を発ったビーチサッカー日本代表チームは、9月20日、第5回アジアビーチゲームズが行われるベトナムでトレーニングを開始。前回大会で準優勝している日本は、今大会でのアジアチャンピオンの座を狙う。
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