保育園や学校の先生の指導に疑問を感じる。そんなときに参考にしたいオランダの子育ての話
2016年10月27日
コラム保育園や学校の先生、もしくはサッカーのコーチの指導法に疑問を感じる――。子育てをしていれば誰しもそういった気持ちになることはあると思います。そんなときに参考にしたい、オランダの子育てに関する考え方を『世界一子どもが幸せな国に学ぶ愛をもって見守る子育て』から一部抜粋して紹介します。
著●リヒテルズ直子(教育研究家) 構成●ジュニサカ編集部 写真●Getty Images
『世界一子どもが幸せな国に学ぶ愛をもって見守る子育て』より一部転載

「一人の子どもを育てるのには村一つが必要」
西洋ではよく、「一人の子どもを育てるのには村一つが必要」という言い方をします。つまり、子どもというのは、年齢も性格も態度も異なる複数の大人や子どもに触れることで、世の中で生きていくさまざまな知恵を身につけていくということです。
子どもの社会性は、複数の他人に触れることがないと育たないのです。ですから、一般的には、子どもがハイハイで室内だけを動いていたときから、よちよち歩きをはじめ、やがて一人で歩けるようになり、さらには、言葉を使って人とコミュニケーションができるようになったりすると、家の中だけではなく、戸外やほかの場所で家族以外の人たちと交わるのはとても大切なことです。
2歳や3歳ぐらいで、人見知りをしはじめる頃は特に、生まれて初めて家を離れて通う保育園で大泣きをして、絶対に行かないと駄々をこねるようなことはよくあります。
何でも自由にでき、ママが守ってくれている自宅とは違い、保育園では、保母さんの関心やおもちゃを、ほかの子どもと分け合わなくてはなりません。自宅にいるときのようにママの関心を一身に集めることもできません。慣れるのに少し時間がかかることもあるでしょう。その間、ママの眼からすると、わが子のことを先生がよく見てくれていない、と感じられるかもしれません。
もちろん、安全の確保は保育園や幼稚園など子どもを預かる場所では一番大切なことです。子どもが心身に傷を受けるようなことがあるのなら、すぐに先生に直接相談しましょう。
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