U-19日本代表、中村駿太選手の2ゴールなどでベトナムに圧勝し10年ぶりの決勝進出!!

2016年10月28日

ジュニアサッカーニュース

nakamurashunta
(写真●Getty Images)

 先日来年のU-20W杯出場を決めたばかりのU-19日本代表は現地時間27日、AFC U-19選手権準決勝でベトナムと対戦した。

 すでに大会中最大の山場を乗り切った日本は、準々決勝から大幅なメンバー変更を決断する。GKからFWまで、これまで控えでプレーしてきた選手たちが一斉にスタメン出場した。前の試合からは10人が入れ替わっている。一方のベトナムは準々決勝と同じメンバーを送り出してきた。

 だが、即席でも日本は問題なくチームを機能させベトナムを圧倒する。6分、市丸瑞希のフリーキックから岸本武流が先制ゴールを奪うと、直後の10分には初瀬亮のフリーキックをGKが弾いたこぼれ球に中村駿太が詰めて追加点を挙げた。

 一気に2点のリードを手にした日本は初瀬のPKが相手GKにセーブされる場面がありながら、しっかりと試合の主導権をコントロールして前半を終える。

 後半に入っても流れは変わらない。52分、中村が相手DFのクリアに対してプレッシャーをかけてボールを奪い、そのまま冷静にゴールに流し込んでこの日2ゴール目をゲット。セーフティリードと言えるチーム3点目を手にする。

 日本は普段とは違う組み合わせのため細かな選手間の連携ミスなどが散見され、チャンスをいくつも無駄にしてしまうなど課題は残したが、終始主導権を握り続けて試合終了。ベトナムに力の差を見せつけて3-0の完勝を収めた。

 30日の決勝ではサウジアラビアとの対戦が決まった。サウジアラビアは先に行われた準決勝のもう1試合で、日本がグループステージで引き分けたイランを下している。U-19世代のアジア初制覇まであと1つだ。

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