【第40回全日本少年サッカー大会】元気いっぱいの個性派集団をまとめる女子キャプテン!! 地元・鹿児島を代表して戦うカルチャトーレJr/ジュニサカ取材日記
2016年12月26日
大会情報元気いっぱいの個性派集団をまとめる女子キャプテン!
(文・写真●Noriko Nagano)
12月26日、1次ラウンド第1戦、第2戦が鹿児島ふれあいスポーツランドで行われました。
今回、地元鹿児島の代表として挑んでいるのは、南さつま市にある創設5年目のカルチャトーレJr。キャプテンを務めるのは、創設当時からチームに在籍する紅一点の木下咲帆さん(6年)。彼女がまとめるチームには2年生でメンバー入りを果たしている弟の木下煌斗くんをはじめ元気たっぷりな子が多く、「人数は多くないけど、一人で面倒をみるのが大変」と言いながら、ピッチ外での過ごし方にも気を配り、率先して行動する彼女に、みんなが協力する仲の良いチームです。
カルチャトーレの初戦は、Jリーグの育成組織であるサンフレッチェ広島との対戦。
今大会が全国初出場のカルチャトーレは、初戦の硬さもあって、なかなか自分たちの得意とするドリブルが披露することができず、守備に追われるものの、苦しい時間帯を我しっかりと我慢して失点をゼロに抑え、第2戦へと繋げました。
第2戦もJリーグの育成組織である松本山雅FCと対戦。カルチャトーレは、初戦に比べてのびのびとプレー。果敢にドリブルを仕掛け、右サイドに抜け出した10番・有馬昇永くんが先制に成功します。
しかし、直後に同点にされ、その後、一進一退の攻防を見せるものの、相手に勝ち越し弾を奪われ、1-2で折り返しました。
次の1点が大きな鍵を握る後半、先に得点したのは松本山雅FCでした。1-3とリードを広げられます。ゲーム終盤、カルチャトーレは、咲帆さんの弟・煌斗くんを起用し、反撃を狙います。試合前に「ドリブルで仕掛けてPKを取る」と言っていた煌斗くんは、期待を一心にピッチに立ちプレー。得点には至らなかったものの、まだ2年生で体の小さな煌斗くんの力強いプレーは観客を魅了し、体格や年齢に関係なくプレーできるということを全国大会で示しました。
試合が終わると、応援してくれたみんなの前に整列し、チームを代表して咲帆さんが悔しさをこらえて感謝の気持ちを伝え、ピッチを後にしました。
カルチャトーレは、2試合を終えて勝ち点1とグループリーグ突破は厳しい状況。それでも明日は、ピッチ内外で模範的な姿勢を見せる木下咲帆キャプテンのもと、今日よりもハツラツとしたプレーを見せてくれることでしょう。
【木下咲帆さん(6年)と弟の煌斗くん(2年)】
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