青森山田、怒涛の5得点。前橋育英を下して悲願の選手権初優勝

2017年01月09日

ジュニアサッカーニュース

aomoriyamada
(写真●熱中!高校サッカー)

 9日に第95回全国高校サッカー選手権決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、青森山田が前橋育英に5-0で勝利し、悲願の初優勝を果たした。

 ともに初優勝が懸かる決勝で、アグレッシブなスタートを切ったのは前橋育英だった。激しいプレスで青森山田のリズムを崩してチャンスをつくっていく。16分には決定機をつくり、高沢颯がGKと1対1になるが、相手守護神の広末陸に止められた。

 すると、先制したのは青森山田だった。23分、右サイドからのクロスを高橋壱晟が決めた。高橋は5試合連続得点だ。

 今大会初失点を喫した前橋育英は、前半終了間際にFKから決定機をつくったが、ゴール前で押し込もうとした角田涼太朗のシュートはブロックされる。

 ピンチのあとにチャンスあり。青森山田は前半アディショナルタイムに嵯峨理久が大きな2点目を決めてハーフタイムに入った。

 2点リードで折り返した青森山田は、59分にスーパーゴールで加点する。右サイドからのクロスをニアに走り込んだ鳴海彰人が胸トラップからボレーでとらえてゴールネットを揺らした。その2分後にも鳴海はゴールを奪い、今大会自身6点目で得点ランクのトップに立っている。

 4点を追う厳しい展開になった前橋育英は勇敢に前に出て反撃を試みる。しかし、緑の壁はかたく、得点はなかなか生まれない。

 前橋育英の猛攻をしのいだ青森山田は、89分に優勝を決める一撃が生まれた。途中出場の佐々木快がミドルシュートを突き刺して5-0。最後まで集中力を切らさなかった青森山田が悲願の初優勝を成し遂げた。

【得点者】
23分 1-0 高橋(青森山田)
45分+1分 2-0 嵯峨(青森山田)
57分 3-0 鳴海(青森山田)
59分 4-0 鳴海(青森山田)
89分 5-0 佐々木(青森山田)

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