チーム全体の目標設定を“個”の育成にどう生かす?
2017年01月25日
メンタル/教育個とチームが成長するうえで、目標の設定は欠かせません。今回は、チーム全体での目標設定についてチームビルディングの第一人者である福富信也先生の話に耳を傾けます。
(文●福富信也 写真●ジュニサカ編集部)
指導者と子どもたちの間でコミュニケーションを図る
チームとは、「目標に向かって多くのものを共有し、努力を続ける固定の集団」と定義されます。ということは、チームとしての共通の「目標」が必要だということがわかります。そして、チーム力を高める上で「個人の成長」が欠かせないのは、みなさんご存知のとおりです。
私はしばしばチームビルディングの講演を依頼され、多くの方にご参加いただいております。「講演タイトル」に興味を持って「何か」を得ようと参加される方々の集まりですので、いわば1つのチームのように思いますが、その「何か」が全員違うのです。
所属組織に関する悩みや関心事、この講演で得たいものを訊ねてみると、その返答の多様さに驚かされます。みなさん、それぞれの思いを持って集まっていることがわかります。まさにこれが、みなさんの指導チームの現状ともいえるのです。
ジュニア年代のチームにも、「サッカーを通じて人間性を育てる」とか「サッカーの基礎技術向上」などチームの理念や目標があるでしょう。しかし、その理念や目標に賛同して集まってきたはずの子どもたちでさえ、「プロ選手になりたい」「サッカーも好きだけど、どちらかというとチームの友達と過ごす時間が好き」など、それぞれチームに求めていることや興味は異なるわけです。
チーム側(指導者側)にも目標や達成基準などはあると思いますが、子どもたちの思いを聞き出し、お互いに目標をしっかりすり合わせておく必要があります。そうでなければ、ミスマッチが続き、一方的な押しつけとなりかねません。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!2025.09.17
-
U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】2025.09.08
-
U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!2025.09.08
-
フットサル日本代表メンバー発表!【AFCフットサルアジアカップインドネシア2026予選】2025.09.05
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- U-17日本代表メンバー発表!【国際ユースサッカーin新潟】
- 【FIFA U-20ワールドカップチリ2025】U-20日本代表メンバー発表。石井久継や高岡伶颯らが選出!
- “いい選手”は「2つのラインの交点に立つ」。ポジショニングに必要な「ボールなしペアリング」とは?
- 町クラブから選抜された選手たちがスペインで武者修行!バレンシアやビジャレアルなどと対戦
- U-16日本女子代表候補、国内トレーニングキャンプメンバーを発表!
- 縦割りの練習、危なくない?
- 「営利」と「非営利」の違いわかりますか? “法人化”を取得するメリットは何か? 谷塚哲氏セミナーレポート
- 【第39回全日本少年サッカー大会】決勝大会 ジュニサカ取材日記②「地元で“全少”初開催! 鹿児島県代表・飛松FCの挑戦!!」
- ボール奪取力は世界最強! プレミアMVPエンゴロ・カンテが見せるボールを奪うための3つの『工夫』とは
- 「止める」ゴールキーパーは何が違う? マンガで解説