自分の言葉で話す力をつける! ロジカルコミュニケーションのすすめ

2017年01月27日

メンタル/教育

ロジカルな頭をつくる機会は生活の中にあふれている

「論理」というと難しい印象があります。ですがこの段階では、理由をわかりやすく提示できること、すなわち論理的に考えることと、単純に捉えてください。

 そのために普段から子どもの「どうして?」には丁寧に答えてあげましょう。

 子どもが何か言ったらしっかり聞いてあげる。それがサッカーにもつながります。ただ、親子で対話がスムーズにできるのは小学校低学年まででしょう。

 中学年以上になると、親の働きかけを子どもが「うるさい」と感じるようになります。その時は、コーチが親と子どもにサッカーにおける言葉の訓練の重要性を直接説明しましょう。

 ロジカルコミュニケーションができずに将来苦労するのは、誰でもなくその子自身なのです。ロジカルな頭をつくる機会は生活の中にあふれています。

 例えば1枚の絵(名画がオススメ)を分析することも、「状況判断力」を育てるのに有効です。そこに何が描かれているかを、1つずつ取り出して観察してみるのです。

 テレビでサッカーを観ながら「今どういうプレーをしたのかな?」「なぜ勝ったと思う?」と話し合うことも効果的です。解説の音を消してみれば、より状況判断力が磨かれるでしょう。

 まずは、生活の中で議論の場を増やしましょう。普段から自分の考えをしっかりつくることが、ロジカルな頭をつくる第一歩です。

<ロジカルコミュニケーションの基本3原則>

①単語で話さず「文」で会話
②意見は必ず「根拠」とセットで
③質問に対し、的を射た答えを返す


プロフィール
三森ゆりか
(さんもり・ゆりか)

東京都生まれ。中高の4年間を旧西ドイツで過ごし、1990年につくば学園研究都市に言語技術教室(現・つくば言語技術教育研究所)を開設。日本サッカー協会ではJFAアカデミー福島やナショナルトレセンなどで言語技術を指導する。著書に『コーチのためのジュニアサッカー指導法と練習メニュー』(池田書店)など。


 

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