子どもの“自主性”を引き出すサッカーノート活用術。親子の関係性を深めるコミュニケーション法とは

2017年03月08日

コラム

本音で話せるコミュニケーション・ノートの役割

 私自身、休みの日は何をしてもいいと思っています。サッカーでもいいです。友達と遊びに出かける、でもいいです。勉強をする、でももちろん構いません。

 何をしてもいいので、自主トレの内容とプランなど書き込みます。練習のない時間帯をどう過ごすのか、自分でコーディネートできている力をチェックします。

 そしてこのノートには、むしろサッカー以外の日常の近況報告が中心となります。

 勉強のこと、学校のこと、家族のこと、プライベートのことなど……。私はそのノート一つひとつに目を通し、子どもたちに赤いボールペンでコメントを残します。

 次のときには、私が残したコメントに対して、子どもたちからまた言葉が戻ってきます。その繰り返しです。

 つまり、このノートにはもう一つの役割があり、指導者と選手とのいうなれば交換日記的な役割となっていて、私と子どもたちとの絆を深め、信頼を構築するうえでの大切なコミュニケーション・ツールとなっているのです。

 小学生年代でもこのコミュニケーション・ノートの導入は十分可能です。

 高校生のように2冊でなくても、サッカーノートとコミュニケーション・ノートの2冊の役割を一緒にして子どもたちとのコミュニケーション・ツールとして導入すればよいわけです。

 大切なことは、交換日記として子どもたちと本音で話せるツールにすることです。親子の間で使うのも良し。選手と監督の間で使うのも良し。サッカーノートはコミュニケーションづくりに最適です。

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