子どもの“自主性”を引き出すサッカーノート活用術。親子の関係性を深めるコミュニケーション法とは
2017年03月08日
コラム手は“第2の脳”。考える力が身につく、書くという行為
長い間、ノートの交換をしていると、「いつも丁寧な字なのに、今日は雑だなあ」とか、「あれ、今日はよく漢字を間違えているなあ」とか、子どもたちの微妙な心の変化に気づくことがあります。
時には、それが何かのSOSだったこともありました。「今日は、何かあったのかな?」と、問題が深刻化しないうちにノートの上でも声をかけてあげます。
ノート一つでサッカー以外のいろんな場面で絆を深めていくことができるのです。またノートを手書きで記すことによるメリットとして、頭が良くなります。
手は“第2の脳”と呼ばれるくらい、書くという行為で考える力が身につきます。
ここまでの話をして、実際にやってみようという方がいるかもしれませんが、「うまくできるかな」という不安を持つ方もいるかもしれません。
実際のところ、高校1年生でもそういった言葉の引き出しや会話力に長けている子はなかなかいません。
誤字脱字が多かったり、日本語であるのにすべて平仮名であったり、中には私に対して、タメ語で書いてくる子どももいたりします。
しかし、そこで怒ってはなりません。「この表現はどうかな?」とコメントで問いかけてみたり、その言葉にアンダーラインを引いて、横に?マークをつけたりします。
そうすると、次回からは表現に対して丁寧になるのです。大人と子どももしっかりコミュニケーションをとることが重要です。
私のように、先生と生徒、それも構いません。指導者と選手、親御さんと息子さんや娘さんでもいいでしょう。
どういった関係であるにせよ、ノートは重要なコミュニケーション・ツールとなります。
会話はすぐに答えを出すのではなく、なるべく長く続けられるよう、また子どもたちが創造できるような言葉を選びながら、コミュニケーションスキルを養っていきましょう。
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