サッカービギナーコーチも抑えておきたい! 相手チームの分析方法

2017年04月27日

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5.攻撃のパターン

 ビルドアップのタイミングから確認します。スペースは誰が作ってどこにできるのか。ツートップはゴールに近寄る動きが多いのか、離れる動きがあるのか。サイドからどのような攻撃をするのか、クロスはアーリークロスが多いのか、ハイクロスが多いのか。一例にすぎませんが、こういった点が代表的な攻撃のパターンの分析項目になります。

6.守備のパターン

 ディフェンスラインは高いのか低いのか、急激に上げるのか、常に深く引いているのか、などのラインコントロールを確認します。逆にコントロールせずにリトリート、つまり深い位置で人数を割いて守ってくる場合もあるので、そのあたりを把握しておきます。

 ほかには、マークの受け渡しはスムーズか、ボールを持つと高い位置からでも積極的にプレッシャーをかけてくるのか、背の高いフォワードに対してどのような対応をするのか、といった項目もチェックしておきたいところです。

 またキーパーとの連係も特にジュニア年代ですと、安定してないこともありますので得点の可能性を生むポイントになりえます。

 どこにスペースができやすいのか、ボールウォッチングをしているエリアや時間帯を重点に分析するとベターでしょう。

7.得失点パターン

 私の場合、分析ノートを作って記すようにしています。得点が入るシーンには原因が必ずあります。それが後で見返してもわかるように、記しておくのです。

 セットプレーであれば、コーナーキック、フリーキックにどういうパターンがあるのかを確認します。例えば「コーナーキックは14本中3本がシュートに結びついて、そのうち1本が枠に飛んだ」というようなチェックをするとわかりやすいでしょう。ただしゲーム中リアルタイムに記していくので、あまり細かくするのではなく、シンプルに要点をつかんでいくほうがよいでしょう。

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