サッカービギナーコーチも抑えておきたい! 相手チームの分析方法
2017年04月27日
サッカー練習メニュー1.システム
システムといっても実にさまざまなパターンがあります。同じ3-5-2のシステムであっても、ワンボランチなのか、ツーボランチなのか、サイドは何人なのかによっても変わってきます。また、相手チームが4-4-2だとしたら、中盤はフラットなのか、ダイアモンドなのか、ボックスなのか、ツートップは並列か、縦かといったことでパターンが分かれます。ディフェンスラインはゾーンマーキングなのか、もしくはマンツーマンなのか。攻撃のときに、センターバックの選手が押し上げてボランチの役割をするとか、流動的なものまでチェックします。
大事なのは並びではなく、それによって相手チームがどのように戦おうとしているのかの意図を読み取ることです。
レベルの高いチームですと、4-3-3から4-5-1になったりと、システムの変動もありえます。対処法としては、これは1つの例にすぎませんが、相手が4-4-2のダイアモンド形をとっているとすると、サイドのスペースができるのでサイドチェンジをいかに効果的に使っていくかが基本的な戦術となります。
バリエーションとしては、限りないほどあるのですが、可能であれば多くを把握したいところです。
2.スタイル
ボールロストを避けようとして慎重につないでくるポゼッションサッカーなのか、ワンタッチプレーなどで早いパス回し(ポゼッション)を使うサッカーなのか、またはダイレクトプレイ中心のカウンターサッカーなのかを確認します。個人の突破による割合がどの程度なのかといったチーム全体のスタイルも大別します。
3.中心選手
攻撃の中心となるゲームメーカー、得点を奪うゴールゲッターなど、中心選手の背番号をチェックします。得点シーンはもちろんですが、攻撃の軸となる選手が顔を上げた際に必ず見るエリアや選手などを把握しておくと効果的でしょう。
4.個人能力
スピードのある選手、テクニックのある選手、インテリジェンスのある選手、広い視野を持つ選手、創造性のある選手、球際の強い選手、ハートの強い選手など、選手の特徴をつかみます。できれば選手の体格や利き足もチェックしましょう。
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