「反抗していたことが馬鹿らしく感じた」。“自由だった”井手口陽介の価値観を変えた母の病気
2017年09月01日
インタビュー
【豪州戦で強烈なミドルシュートを決めて日本代表のW杯出場に大きく貢献した井手口選手】
“価値観”変わった母の病気
――プロになるまでの間に、サッカー人生の大きな転機はありましたか?
ユースに上がって高校に通い始めた頃は、まだ思春期から抜け切れてなかったんですけど、高1の終わり頃にお母さんがガンになってしまったんです。初期ですぐ手術して治ったんですけど、そこから自分が大きく変わりました。お母さんに反抗したりしてきたことが馬鹿げているように感じたし、自分がサッカーを一生懸命やることが一番の恩返しになると思った。そうすれ ばお母さんも元気が出るかなと考えました。『もう心配かけるようなアホなことはやめよう』と決心したんです。
自分はユースからは寮に入ったんで、当時、お母さんと別々に暮らしていましたけど、治療期間は練習を休ませてもらって病院へ行ったりもしました。そうやってサポ ートすることで、人間的にも大人になれたのかなと。その後は練習に打ち込むようになりました。
――その結果、高校3年生だった2014年にトップ登録を果たし、2015年4月の松本山雅戦でJリーグデビューを果たしました。
お母さんは僕がプロになれて、Jリーグ デビューできた時が一番うれしかったのかなと感じます。今もベンチに入った時には毎試合スタジアムに来てくれています。
今年は1月の最終予選にも出ることができましたけど、この先、A代表や海外で活躍しているところを見せられたら、もっと親孝行だと思いますね。
自分の直近の目標に8月のリオデジャネイロ五輪出場があります。それを果たすために、守備のところはもちろんですけど、ボランチとして攻撃で前線に飛び出していったり、ゲームを作ったり、決定的なパスを出すという部分をもっともっと増やしていかないといけない。今はそこが課題です。
――今のガンバ大阪は遠藤選手、今野泰幸選手という日本代表としてワールドカップの舞台を経験した選手たちがボランチを形成しています。その2人から盗もうとしているところは何ですか?
ヤットさんなら攻撃ですね。ボールの持ち方やったり、見てるところ、ボールの置き方というのは見習うことがたくさんあります。今さんだったら守備の部分で、カバーリングやいつボールを奪いに行くのかという部分はすごく勉強になります。2人のセットは今のJリーグでは最強だと思います。
今シーズンの目標はあの2人からスタメンを取ること。自分がどのくらい前進しているのかはよく分かりませんけど、得点に絡む回数をもっと増やさないといけないと思います。いずれは点の取れるボランチになりたい。それが僕の理想です。
――海外で目標にしている選手はいますか?
最近では(フランス代表のエンゴロ・)カンテ(チェルシー)、(ブラジル代表の)パウリーニョ(バルセロナ)、(チリ代表のアルトゥール・)ビダル(バイエルン)ですね、特にカンテは小柄なのに激しくボールを奪いに行けるタイプ。自分も170㎝と小さいので、すごく参考になります。自分も高いレベルを目指して頑張っていくつもりです。

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