「売られたケンカは買う」。恩師が語る井手口陽介のルーツとは
2017年11月06日
コラム
「顔が死んでる。そんな顔で巧くなるわけがない」
数年前、抜群の能力を持ちながら、ふっつり来なくなった選手がひとりいた。
「本当に才能のある子が辞めていく。自分にやってあげられたことは何かなかったのかというのは考えます。そういった経験もしているので、こいつだけはサッカーを辞めさせたくないという思いはありました。問題になったのはほかにもいろいろありましたが、陽介からサッカーを取り上げたくなかった」
よそのクラブであれば集団の規律を優先し、放逐されていたかもしれない。こうした大人が周りにいたのは、井手口にとって幸運だった。
「明暗は紙一重だったとは思いますが、陽介はまだ扱いやすかったほうです。グラウンドに来たときは一生懸命やる。それは才能です。とにかく、あいつはサッカーがしたい。そこの違いですかね」
梅津が盾となって守ったことは何度もあったに違いない。だが、それを口にすることはなく、「いつの間にか日本代表になって、最近の活躍ぶりはうれしい限り。ラッキーですね。今後あいつが活躍してくれれば、僕の名前も売れますわ」とおどける。
「昔から変わらないのは、プレーをするときのあの顔。陽介は、本当にいい顔をしてサッカーをします。いまのジュニアユースの選手にはよく言ってますよ。顔が死んでる。そんな顔で巧くなるわけがないと」
(つづきは、11月6日発売の『フットボール批評issue18』でご覧ください)
【商品名】フットボール批評issue18
【発行】株式会社カンゼン
B5判/160ページ
2017年11月6日発売予定
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・井手口陽介の作り方 なぜガンバ産駒は大舞台で結果を出せるのか?
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