シュートを打つとき「GKを見る必要はない」。風間式ゴールの奪い方
2017年11月09日
コラムサッカーは得点を競うスポーツ。多くのチャンスを作りだしても”シュート”が入らなければ試合に勝つことはできません。それだけシュート技術を高めることは選手にとってとても重要なことです。川崎フロンターレや現在、指揮を執る名古屋グランパスで超攻撃的なサッカーを展開している風間八宏監督は「打つ」についてどのような考えを持っているのでしょうか。10月23日に発売となった『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』から一部抜粋して紹介します。
文●西部謙司 写真●田中伸弥
『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』より一部転載
「どこを狙うか早く決められる人が点を取れる」
試合後の記者会見で、負けたチームの監督がよく口にする言葉が「決定力不足」である。劣勢の試合でも2つや3つの決定機はあるもので、それを決めていれば結果は違っていたかもしれないからだ。ただ、サッカーが得点を競うスポーツである以上、肝心のシュートを決められないのでは勝てる試合も勝てなくなるのは当たり前でもある。
日本代表もよく「決定力不足」を指摘されているけれども、実は世界中で決定力満足なチームはあまりない。どのリーグでも1試合に入るゴール数の平均は2点台だ。サッカーは点の入らない競技であり、逆にシュート技術はそれだけ重要でもあるわけだ。
「一番難しいのは、どこを狙うかを決めることです。どこを狙うか早く決められる人が正確なシュートを打ち、点も取れるのだと思います」
風間さんは「どこを狙うか早く決める」をシュートの最重要ポイントとしてあげた。
「皆さんコースというんだけど、コースよりも高さが大事ではないでしょうか。コースも大事ですよ。でも、GKの膝から肩あたりまでの高さでシュートを打ったら入りません。コースが良くてもそこへ蹴ったらGKに防がれる可能性が高い」
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