派手な”ブラジル”と派手さがない”アルゼンチン”。南米各国によって「ドリブルスタイル」が違う訳
2017年12月11日
コラム
【写真左からスアレス、カバーニ。世界的ストライカーを生み出しているウルグアイはアルゼンチンのように相手を抜くスタイルよりもっと削ぎ落されたサッカーを展開する】
ウルグアイのサッカーはドリブルがいらない!?
ウルグアイについてもお話をしましょう。 ウルグアイは、スアレスやカバーニ、過去にはフランチェスコリらが、ヨーロッパの主要リーグで得点王に輝くなど、多くのストライカーを生み出してきました。
ウルグアイのサッカーは「守って、守って、カウンター」というスタイルですから、それほどドリブルはいらないかもしれません。もちろんドリブラーがいないわけではありませんが、ペナルティーエリア内で一度のタッチでゴールを決められるプレーヤーが美しいとされます。1本のカウンターからクロスを上げて、ボックス内の良い位置に入り込んだストライカーが決める。アルゼンチンのように相手を抜くスタイルよりもっと削ぎ落されたサッカーをします。
ワールドカップ最多優勝回数を誇るブラジルの観客は、ただ勝つだけではやはり満足しません。ロナウジーニョやネイマールのような魅せて勝つことを望みます。アルゼンチンの観客はもちろん勝ちたいのです。が、内容的には、まず戦う姿勢を求めるから、相手が狭く守っているところにも入っていくドリブルやワンツーを望み、攻守ともに魂をぶつけ合うスタイルになったと思うのです。ウルグアイの場合は、どんどん攻めろというよりは、ラインを低く設定して、ボールをとる位置を低く保ちます。ボールを奪ったら少ないタッチやパスで相手ゴール前に運んで一気に決める。
ボール保持率が20 対 80 でも勝ててしまうようなサッカーを観客も望んでいるので、必然とそのようなスタイルになっていったのでしょう。また、チリなどは、サモラーノとサラスが98年のワールドカップ・フランス大会で活躍した時代には、点取り屋もいましたし、独自のスタイルで結果を出そうとしていたと思います。元々、育成世代では結果を出していたのですがアルゼンチン人のビエルサが代表監督に就いてから一変した気がします。
アルゼンチンやブラジルとは違いタレントにも約束ごとを理解させ、総合力というか戦術で勝とうとしたのでしょう。その結果チリは、80年代にコロンビアが失速していったときに、アルゼンチンとブラジルに次いで南米トップ3の一角に入り込もうとしました。技術はちょっと削ぎ落して、戦術的にその2チームに勝負を挑んだ。今では、システムも3-1-3-3など南米で一番戦術的なサッカーへと変貌しました。
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