昨年度2冠のセンアーノ神戸から読み解く「8人制サッカー」の捉え方
2017年12月22日
コラム昨年、サッカーとフットサルで全国大会二冠に輝いたセンアーノ神戸。彼らが「全日本少年サッカー大会」で見せたプレーは8人制とか11人制とかではなく、サッカーだった。対人を当たり前とするドリブルやパスは駆け引きがセット化され、当然のように判断を伴うものだった。5人制の「バーモントカップ」を制したチームはフットサルでも通用することを証明した。クラブを率いる大木宏之監督はどんな考え方で、どんなアプローチをしているのか。
取材・文●木之下潤 写真●佐藤博之、Noriko Nagano
コンセプトを持って育成する人数に違いはあれ本質は同じ
「8人制サッカーに切り替わってトレーニングを変えたりしましたか?」
「まったくありませんね。ただサッカーは日々進歩しているから、自分が変わった部分はあると思います」
大木宏之監督は快活に答えた。彼が教えた3月卒業の6年生は昨年、8月の全日本少年フットサル大会(通称バーモントカッ プ)と 12月の全日本少年サッカー大会(以下、全少)で優勝を果たした。5人制と8人制、二つの異なるサッカーで全国制覇を成し遂げることが難しいのは指導者なら誰にでもわかるだろう。
昨年8月、「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ」に出場したFCバルセロナの監督セルジ・ミラは、こう言っていた。ちなみにこの大会は11人制である。
「スペインでは9月から11人制に切り替わる。7人制と11人制の差は大きい。ほとんど別のスポーツと言っても過言ではない。ピッチが広くなり人数が増えるから、より複雑化する。しかし一方で、選手たちはより多くの解決方法を得ることになる。
私たちは選手が18歳になった時点で、バルサのサッカーができるようになるために6から18歳までの育成をプランニングしている。だから、 11人制サッカーになっても “バルサのサッカーをやる”というコンセプトに基づいているので、日本のクラブほど11人制への移行に苦戦はない」
ジュニアとはいえ、ビッグクラブの監督が発した言葉を並べたので驚いたかもしれない。ただ、二人の発言は本質的に同じである。それを示していこう。
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