横浜選抜Bが”横浜選抜同士”による決勝戦を制し初優勝を飾る!!/ 第42回神奈川県選抜少年サッカー大会
2017年12月26日
大会情報苦しい試合展開を耐えた横浜選抜BがPK戦を制する!!
12月24日(日)、『神奈川新聞社旗争奪 第42回神奈川県選抜少年サッカー大会』は綾瀬スポーツ公園多目的広場にて決勝があり、横浜選抜Bが横浜選抜Aに対して1-1からのPK戦を勝ち抜いて優勝を飾った。
12分の3ピリオド制で行われた本大会。横浜選抜Bは、序盤から試合のペースを掴まれ、横浜選抜Aに速いテンポでボールを縦に入れられてしまう。幾度となくゴールライン間際までドリブルでえぐられてクロスをあげられるようなシーンもあった。
それでも、第2ピリオドまで横浜選抜Aを無失点に抑えると、第3ピリオドの4分のことだった。横浜選抜Bは、12番・橋本拓人くんが左サイドから勢いのあるドリブルで抜けだした。ゴール前でパスを受けた10番・中原弾くんのシュートはゴールキーパーによって阻まれてしまうが、15番・高橋蓮くんが「こぼれ球が来ると思っていた」と頭で押し込んで先制に成功した。
ところが試合は、すぐに振り出しに戻されてしまう。ペナルティアーク付近から、横浜選抜Aは24番・田中佑紀くんのフリーキックが、ゴール前に立ち塞がる壁を越えてゴールネットを揺らしたのだ。
追いつかれてしまった横浜選抜Bだったが、このあと守勢に回らなかった。積極的に攻撃を仕掛けることで横浜選抜Aに攻め入るスキを与えない。しかし同時に横浜選抜Bにとってもゴールは遠かったようだ。やがて3分ハーフの延長戦でも決着がつかず、試合はPK戦へと突入した。
PK戦では、横浜選抜Bは3人のキッカー全員がゴールを決めると、ゴールキーパーの74番・妻木湧くんも好セーブみせ1本のシュートを止めた。結果1-1(PK 3-2)として、横浜選抜Bが、初となる神奈川県選抜少年サッカー大会のタイトルを手にした。
PK戦の最後のキッカーをつとめた横浜選抜B、4番・木村恵允くんは「(決まれば優勝だったので)それはものすごく緊張しました(笑)。でも、優勝して関東選抜大会に行きたかったので、どうしても勝ちたかったんです!」とホッとした表情で話しをしてくれた。
木村くんの話しにもあるように、優勝した横浜選抜Bには3月に茨城県ひたちなか市で予定されている「関東選抜少年サッカー大会」の出場権が与えられる。例年、関東8都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県、茨城県、栃木県、群馬県)の16チームと、東北6県(青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県)、そして長野県、新潟県より1チームずつの計24の選抜チームが参加している。過去何大会も「関東選抜少年サッカー大会」は取材をしてきたが、どのチームの選手もサッカーに対する向上心が高く、これまでに、プロサッカー選手への夢を実現させたプレーヤーも数多く出場してきた。横浜選抜Bの選手にとって、ジュニアユースに向けての準備も含めて、ステップアップのきっかけとなる良いチャンスになることだろう。
横浜選抜Bを指導する西井純一監督も「選抜大会でしか経験できない緊張感を持った戦いもあると思います。よりレベルの高いところで切磋琢磨して個人を磨いてもらえればレベルも間違いなく高まると思うので、井の中の蛙大海を知らずではなく、どんどん広い世界に飛び込んで欲しいですね」と教え子たちの更なる飛躍に期待していた。
優勝 横浜選抜B 西井純一監督のコメント
横浜選抜は5年生の9月ぐらいにセレクションによって決まります。AとBに分かれていますが、Aチームの子の方が技術のレベルやサッカーの上手さに長けているということです。サッカーのレベルは、何を持って上かというのを数字で表すことができないので難しいのですが、わかりやすく説明するとそうなります。だから、決勝はAチームが有利と思われてしまったことでしょう。しかし、僕たちとしても、下馬評を覆すだけのパワーを持ってゲームに臨もうと子どもたちには話しをしていました。ゲーム中もやはり苦しい場面も多かったと思うんですよね。それでも、よく耐え忍んでPKまで持ち込んでくれたなという印象です。
取材・文●山本浩之 写真●ジュニサカ編集部
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