群馬の「絶対王者」の10連覇を阻止したパレイストラ。創部7年、初の全少で感じた手応え

2017年12月26日

大会情報

パレイストラ01

(文●高橋大地/ジュニサカ編集部 写真●佐藤博之)

 12月26日、第41回全日本少年サッカー大会1日目の日程が終了。今日は1次ラウンドの第2節まで行われました。

 今大会に出場している48チームのうち14チームが初めて『全日本少年サッカー大会 決勝大会』の舞台に立っていますが、そのうち西宮SS(兵庫県)、太陽宮崎SC(宮崎県)、リオペードラ加賀FC(石川県)、本荘南SSS(秋田県)、Jフィールド津山SC(岡山県)の5チームが2連勝スタートを切るなど躍動しています。

 初戦でJフィールド津山SCに敗れた群馬県代表のパレイストラも今大会が初出場。群馬県といえば、ファナティコスが9年連続で全国大会へ出場を続け、今大会も県大会を制すれば10年連続10回目の全国大会出場となる快挙を達成していました。その群馬の“絶対王者”とされるファナティコスの牙城を崩したのがパレイストラでした。

 パレイストラを率いる土田健太監督には「群馬県のサッカー全体が大きく変わっていってほしい」という想いがあります。

「いつまでもファナティコスさんだけに頼るのではなく、どこのチームが全国大会に出ても『戦えるんだ』ということを証明したかった」。

 そう意気込んで臨んだ初戦こそJフィールド津山SCの11番・日笠蓮康くんにハットトリックを決められて3−0で敗れたものの、2戦目では青森県代表のリベロ津軽SCを3−1で下して全国大会初勝利を飾りました。

日笠蓮康
【Jフィールド津山SC 11番 日笠蓮康くんは今大会すでに4ゴール。Jフィールド津山SCの攻撃を牽引】

 パレイストラのコンセプトは「見ていて楽しい、やっていて楽しいサッカー」。ボールを保持して後ろからボールを大切につないでいくサッカーを目指しています。

パレイストラ02
【止める・蹴る・見るの指導を大切にしているというパレイストラのサッカー。DFラインからしっかりとボールをつなぎ相手ゴールを目指す】

「初戦は緊張から固くなってしまい、むずかしい部分があったのですが2試合目はしっかりと自分たちのプレーでゴールを決めることができました。ただ、初戦も固いなかで、『自分たちのサッカーをやろう!』と選手たちは頑張っていました。この辺りは本当にこの大会に参加できて、チームにとってプラスになっていると感じます」と、初出場の全少で喫した初めての「負け」と初めての「勝ち」から土田監督は選手たちの成長を感じられたようです。パレイストラは明日、一昨年ベスト4の強豪・兵庫FCと対戦。「初」のグループリーグ突破を目指します。

パレイストラ03


 

【試合結果】第41回全日本少年サッカー大会 特設ページ【取材日記】

 


 

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