「早生まれは損?」「うちの子にだけケガが多いのはなぜ?」保護者が気になる“5つの疑問”に専門家が答えます!
2018年01月30日
コラムQ.子どもにケガが多い。どうしたらいい?
A.準備運動の見直しをおすすめします。

体幹の筋肉に刺激を与える
【加藤先生の解説】
ケガが多い場合は、準備運動の見直しをおすすめします。FIFAが、外傷や障害予防の取り組みとして、推奨している準備運動があるので、ぜひ参考にしてください。JFAのメディカルのホームページから動画で見ることができます。
(JFAメディカ ル「11+」日本語版 http://www.jfa.or.jp/jfa/medical/index. html)
これは体幹の軽い筋トレを含む準備運動です。まず、体を支える筋肉に負荷を加え、刺激を与えて血流を上げておきます。その後で、ハムストリングスに負荷を与えたり、スクワットしたりジャンプしたりすることで体幹の筋肉を刺激し、ボディバランスを整えます。
サッカーは、不安定な姿勢で蹴ったり、ぶつかったりというスポーツなので、こうした準備運動が重要になってきます。これまで準備運動といえば、ジョギングしたり、ストレッチしたりと いうものでしたが、これはウォーミングアップという考え方を根底から変えた準備体操になっていますから、指導者の方が見たら、かなり衝撃ではないでしょうか。
この準備運動をすることで、実際にねんざなどの外傷や障害が減ったというデータが欧米から多く上がっています。
ヨーロッパの育成年代の指導者たちは、日本の少年サッカーの練習を見て驚くのですよ。それはウォーミングアップも充分でなく、まだ体があたたまっていないのに、もっとも膝に負担がかかるシュート練習や壁打ちといった練習をしているからです。
Jリーガーの練習を見ればわかりますが、最初はランニング、ボール回し、リフティングぐらいですよね。フリーキックは練習が終わったあとでしています。こうしたことは、ぜひ指導者の方にも理解してもらいたいですね。
<アドバイザー>
加藤晴康先生
立教大学コミュニティ福祉学部 スポーツウェルネス学科准教授 医学博士・医師・JFAスポーツ医学委員会委員。U‐16~23の各年代代表のチームドクターを務める。2008年北京オリンピックU‐23日本代表チームドクター。
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