理屈抜きに選手を愛せるか――。湘南・曺監督が実践する「怒る」と「叱る」の違い
2018年02月08日
コラム
「怒る」と「叱る」は180度異なる
毎年1月中旬に行われる新体制発表では、僕に対するイメージを聞かれた新加入選手が「怖い人だと思っていました」と答える場面が少なくない。周囲からは「あの監督、何であんなに怒っているのか」と思われているかもしれないが、実際には感情的に言葉を発したことはない。そうした立ち居振る舞いが、指導者の前提になると思ってきた。
叱ったことは、それこそ数え切れないほどある。それでも「怒る」と「叱る」は似ているようで、言葉の伝わり方は180度異なる。2つの行為のボーダーラインは、どこかで冷静でいられるかどうかにある。
怒るとは、要は自分が抱いたネガティブな感情を周囲に発信する行為となる。だからこそ、怒っているときに発する言葉は相手にもネガティブな思いしか与えないし、そこからは何も生まれない。人間である以上は僕も怒りたくなるときもあるが、指導者として可能な限りそういう感情を封印してきた。
対照的に叱るとは、厳しい言葉を発している自分を、もう一人の自分が見ていると説明すればわかりやすいだろうか。叱るとは決して自分のためではなく、相手のことを思っての行為となる。叱ったときに発する言葉は、相手が「自分のために言ってくれている」と受け止めてくれていると僕は思っている。
もう一人の自分が「これ以上はもう言うな」とか、あるいは「もっと言っていい」と状況を冷静に見極めているからこそ、叱ったことを引きずらない。ものの10分もたてば叱った相手に話しかけることもあるし、叱ったから明日から無視するとか、次の試合で使わないことも絶対にない。
叱った選手が泣き出したことも珍しくない。たとえば、13年シーズンの7月10日にホームで行われた柏レイソル戦。帝京第三高校から加入して2年目だったDF亀川諒史(現柏レイソル)のプロ初ゴールで後半16分に先制した一戦で、ベルマーレは後半35分と36分に連続ゴールを喫して敗れている。
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