「行きたくない」の一点張りだったイニエスタ。知られざるバルサ入団の秘話【前編】
2018年05月21日
サッカーエンタメ最前線イニエスタはバルサに「行きたくない」の一点張りだった
ローマ教皇がスペインを訪問した際、イニエスタはマシア(FCバルセロナのホームスタジアムであるカンプ・ノウに隣接する、育成寮)の寮長からバルサ下部組織代表に指名され、表敬訪問の旗手を任された。
「あの日のことは一生の思い出です。ローマ法王とお近づきになれたんですよ。非常に興奮していました」
イニエスタの両親、ホセ・アントニオとマリは連れ添って30年以上にもなる。現在はフエンテアルビージャとバルセロナを行ったりきたりの生活を送っている。二人が授かった子どもは、イニエスタだけではない。長男のアンドレスに続き、妹となるマリベルを授かった。マリベルは現在、アンドレスのヘア担当を務めており、カットをいつも任されている。
「二人はいつも仲良しでした。お互いが兄思い、妹思いなんです。いつも一緒にいますよ」
二人は幼い頃に離れて暮らしていたが、一緒に育ったといって良いだろう。妹はいつも兄のそばにいた。お互いにいろいろなことを相談し合っているようである。
アンドレス・イニエスタは、12歳で地元を離れてバルセロナへ旅立った。「離れるのはとても辛く、苦しいことでした」と両親は苦しみ、同時に息子も苦しんだ。
特に初めの数ヵ月間、イニエスタは泣きに泣いた。恋しくて毎日のように家へ電話をかけた。監督だったアルベール・べナイジェスは、彼が寂しがらないようにと気遣い、週末は自分のマンションに連れて帰ったほどである。
「私たちは息子に会うため、 15日おきにバルセロナへ行きました。アルベールは息子に大変よくしてくれました。そのご恩は忘れません」
バルセロナ行きを説得した父、ホセ・アントニオが言う。
「息子は当初『バルセロナに行きたくない』の一点張りでした。そんな遠くには行きたくない、家族と暮らしたいと言っていました。しかし、私は『バルサ行きのオファーは人生に一度しかないんだ。だからこそ、そのチャンスを物にしなければならない』と話し、息子も理解したようでした」
当時、バルサは、5月にブルネーテで開催される有名なトーナメントに出場していたイニエスタに注目した。イニエスタは当初、家族と離れたくなかったため、「今は行きたくないけど、来シーズンになったら考える」と話したという。
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