全少で「サッカー人生最悪のミス」をした少年のその後
2018年06月04日
サッカーエンタメ最前線ミスが二度と起こらないために
また、森田氏はこんなことを教えてくれました。
「大宮の卒団式のときに、(選手たちが)ジュニア時代の一番の思い出を発表しました。他の選手が全国大会に出場したことや埼玉県大会で優勝したことを話していたのですが、彼だけはあの舞台で決定機を外したことが一番の思い出だと話しました。それは凄く良いことだと思います。
やっぱり、あのシーンは良くも悪くも忘れてほしくはありません。あの時の悔しさも忘れてはいけませんし、そういった経験をしたことで、次に同じようなシーンがあったときに、決めることができる選手に成長できると思います。
いくら悩んでいてもその場面は帰ってこないし、落ち込んでばかりではいけません。シュート10本打って、10本ゴールを決めれる選手はいないので、切り替えて(ゴールを決める)確率を少しでも高めていくためのトレーニングをしていくことが大事だと思います」。
石川選手も「人生で一回しか経験ができない所で、大事な場面を外すという事は絶対に起こしてはいけないことだと思います。その失敗を次に起こさないようにしっかりと練習して、あのようなミスが二度と起こらないようにしたいです」と話します。
「二度と起こらないように」と石川選手が言うように、決定的な場面でシュートを外さないようにあることを意識するようになったと話します。
「サイドからクロスがあがるときは、(ボールが)いつでもきていいように、準備をしっかりして、冷静になることを心がけるようになりました」と“人生最大のミス”から学んだことを試合で生かしていました。また、決定力の向上のために「家の中では小さいボールを、たくさん触ってボールに慣れるようしています」とも教えてくれました。
失敗は成長の一番の近道。試合で起きたミスを振り返り、次の試合で繰り返さないように、ミスから学んでいくことが大切です。
取材の最後、石川選手は「関東リーグで一番になって、また全国大会に出れるように、また、あのような舞台で試合ができるように努力していきたいです」と力強く宣言してくれました。
全少から半年。「サッカー人生最悪のミス」をした大宮(U-13)のエースストライカーは失敗を糧にして前へ前へと突き進んでいました。
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