夏バテ予防には”肉“がオススメ! 暑さを乗り越える「バテない食生活」の実践法は?

2018年07月17日

コラム
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(写真●佐藤博之)

豚ミンを上手にとろう!

 豚肉が良いからと言って、食べ過ぎはよくありません。また、疲れを取るためにおすすめしている豚肉でも、調理方法によっては高カロリーの食事になってしまいますし、部位によっては高脂質のものもあります。

 脂質がたくさん含まれている部位や、高カロリーになる調理方法での豚肉料理は、消化に負担がかかるため、疲労回復が遅れたり、余分な体脂肪をつけることにつながるので注意しましょう。

 豚肉を選ぶときは赤身の部位を選ぶといいですよ。赤身の肉にはビタミンB1のほかに、鉄分も多く含まれているので貧血予防にもなります。赤身の肉とはヒレ肉、モモ肉などです。脂質が多い部位は柔らかくて消化がよさそうですが、実際は消化に時間がかかり、疲れている時は体にも負担が増すことを覚えておきましょう。

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 さて、これから夏を迎え、ますます暑くなります。夏は暑さで体にストレスがかかり、暑い中で運動することで、普段よりもエネルギーの消耗も激しくなりますから、さらにビタミンB1を意識的に摂りたいものです。

 例えば、補食としてハムサンドやホットドックを食べる方法もあります。2つとも豚肉を使っていますし、運動時のエネルギー源にもなる炭水化物も補えます。コンビニで購入可能ですし、自宅で手作りすることもできますから手軽に食べられますよね。食パンにハムを挟んで食べるだけで、夏バテしない体作りにつながりますよ。

 豚肉のお話とは少しそれますが、これから、暑い時期はどうしても炭酸ジュースやアイスクリームが食べたくなりますよね。しかし、炭酸ジュースやアイスクリームにはビタミン類はほとんど含まれていませんから、疲労回復にはつながりません。

 暑くて冷たいものがほしい――。そんなときにおすすめなのが100%果汁オレンジジュースです。ビタミンB1の他に、夏の暑さによるストレスで失われやすいビタミンCも含まれていますから、100%果汁オレンジジュースはビタミン補給にはぴったり。

 また、ビタミンCはコラーゲンの合成を促進し、靭帯や腱を丈夫にしますが、不足すると体調不良や夏風邪をひくこともありますから、意識して摂りたいビタミンのひとつです。100%果汁オレンジジュースでおいしくビタミン不足を解消しましょう。

 試合前日の夜。しっかり食事をとってほしいですが、暑さで食欲がないときもありますね。そのときは、さっぱりした豚しゃぶをいろいろな料理にアレンジして食べるのはいかがでしょう?

 しゃぶしゃぶ用の豚肉を湯通しして、サラダにのせたり、うどんや冷やし中華にのせるなどアレンジも豊富。フライパンで炒めるより簡単で、脂質が落ちて消化もよくなります。また、餃子入り野菜スープや豚キムチ鍋などは野菜も一緒にとれるので、試合後の食事におすすめです。

 夏にバテてしまい、本領発揮ができないのはサッカー選手としては黄色信号です。監督やコーチから「あの選手は足が速いけど夏に弱いからな?」とか「あの選手が夏に強かったらもっと期待できるのに……」という言葉を聞くことがありますが、豚肉に含まれたビタミン=豚ミンを上手にとって、夏にも強い体でサッカーを楽しんでくださいね。

<関連リンク>
暑い夏に負けない選手になろう!夏バテ予防に「豚ミン」の摂取はどう?

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