育成年代への提言。「どんな選手を育てていくか、ビジョンと方向性を確立する必要がある」
2018年08月04日
未分類「どんな選手を育てていくか、ビジョンと方向性を確立する必要がある」
――裾野を広げて土台を固めることが大事ということですね。
「昔は国内でも代表選手だけを集めてのエリート方式で強化してきた時代がありましたが、その方法では限界があります。裾野を広げた上で、どんな選手を育てていくかというビジョンと方向性を確立していく必要があります。そういう国が、地力をつけていると感じています」
――その中で「世代交代」が始まっています。
「フランスのエムバペをはじめ、チャンピオンズリーグでも新しい芽が出てきていますが、各国から続々と次世代のスター候補が誕生しています。中堅国のタレントも目立ちますが、ヨーロッパの国々はもともとフットボール文化が根付いています。
その上で、大国を参考にして育成に力を入れているので加速度が高いと言えるでしょう。各クラブのスカウトは育成世代から選手をチェックし獲得していきます。そして活躍した選手をビッグクラブへ送ることで良い循環が生まれています。そこはアジアと大きく違うところだと思います」。
――2022年のカタール大会はどんな変化が生まれるのでしょうか?
「これまでのワールドカップでは4年ごとにトレンドが変わってきました。2014年ブラジル大会から2018年のロシア大会は、テクノロジーが発展したことによってデータ解析などが進み、これまでとは違う側面でトレンドが変わりつつあります。システムや身体能力のところは大きな変化はないかもしれませんが、データ解析や育成システムの部分はさらに発達していくことでしょう。
時間単位で運動量やプレー精度がデータ化されるようになれば言い訳ができません。映像も全方向ですし、データ解析によって選手が丸裸にされるのでプレーヤーにとっては不幸かもしれませんが、新たな時代に適した選手が輩出されていくことでしょう。2022年は、今回以上の番狂わせが起こるかもしれません。日本は、世界で何が起こっているかを常に把握し、未来を予測して新たなものを創造していかなければいけないと思います」。
(続きは、フットボール批評issue21でご覧ください)
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