地方クラブの今――。”県内3冠”の町クラブ指導者が考える「チームの育て方」
2018年10月09日
未分類保護者に”練習メニュー”を伝授
――今、グラウンドで指導しているコーチの方はお父さんコーチなんですか?
「お父さんコーチの方は何人かいます。昨年、全日(全日本少年サッカー大会)に出場したときのディフェンダーのお父さんは『世話になった』ということで残ってくれました」
――練習を見守っている保護者の方も多いですね。
「そうですね。実は大虫は保護者との食事の機会を多く取り入れています。納屋の二階をチームのために改装して、そこで子どもたちとミーティングをしたり、大会前に焼肉を食べさせる場所にしてあります。そのときに、保護者の方々から『どうしたらサッカーが上手になるのでしょうか?』という相談を受けます。だから『ここを積極的に教えてあげるといいですよ』と食事会のときに保護者の方に教えてあげます。そうすると、大虫の練習が無い日でも親子で自主的にトレーニングをするようになって、サッカーが上達していきます。そして、試合にも勝てるようになります。保護者とのコミュニケーションは常に心掛けるようにしています」
――食事会はどのぐらいのペースで実施しているんですか?
「大きな大会の前は必ず(子どもたちに)焼肉を奢ってあげます。その機会のときに保護者の方とコミュニケーションを取ります。保護者の方とサッカーの話をしてあげることで、子どもにも良い影響を与えることができます。大虫はどんな取り組みをしてきたのかとか、どんな練習をしているとか、どういった自主練習をするといいかとか、そういった話をします。最近は結果も残せるようになったので 、真剣に耳を傾けてくれるようになりました」
――なるほど、指導者だけではなく保護者も一体となってチーム全体を強化しているわけですね。そして大虫はチームとして成長していったことで昨年はU-10、U-11、U-12のカテゴリーで県大会を制覇しましたね。
「U-10、U-11、U-12とチーム戦術が統一されていて、トレーニングだけでなく自主練習も含めてチームを強化していったことが、結果として現れるようになりました。その最大の要因は一貫性があることです。戦術が統一されているので、学年が1個ずつ上がっていく程、技術やスピードも成長した中でチーム戦術も洗礼されてくるので、大虫のサッカーを体現できるようになります」
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
「AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選」フットサル日本代表メンバー発表!2023.09.27
-
フットサル日本代表候補、トレーニングキャンプメンバー発表!2023.09.26
-
「JFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!2023.09.25
-
U-16日本女子代表 、アメリカ遠征参加メンバー発表!2023.09.14
フットボール最新ニュース
-
南野拓実、初ゴールの価値とは?「笑顔」にクロップも安堵。2023.06.28
-
復権へフィジカルモンスターの存在感。マクトミネイがチームの生命線である理由2023.06.28
-
アーセナルは危険水域、エバートンは安泰。露呈した両者の力量差2023.06.28
-
久保建英は蚊帳の外…初の出番なしはなぜ? ビジャレアルでの厳しい立場2023.06.28
-
三笘薫、山本悠樹…大卒選手が活躍する背景は? Jクラブと海外移籍を取り巻く実状2023.06.28
大会情報
お知らせ
人気記事ランキング
- 「JFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13 関東」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-14 前期(東日本)」参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-14 前期(西日本)」参加メンバー発表!
- 「AFCフットサルアジアカップ2024 1次予選」フットサル日本代表メンバー発表!
- 「JFAエリートプログラムU-14日韓交流戦」参加メンバー発表!
- 親元を離れ山梨から京都へ。サッカーも勉強も両立した京都サンガ・川崎颯太の“プロになるための覚悟”/ユースプレイヤー成長記~番外編~
- 「JFAエリートプログラムU-13フューチャートレーニングキャンプ」参加メンバー発表!
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 2019年度「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」参加選手768人を発表!!