育成年代における「プレーモデル」「グループ戦術」「個人戦術」の重要性

2018年10月15日

サッカー練習メニュー

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選手のレベルによってトレーニングをコントロールする
 
 ちなみに、私が現在指導をしているCEエウロパのフベニール(ユース)Aは、19歳以下のチームですが、多くの時間がチーム全体の11人のコーディネートへ充てられているので個人レベルの修正についてはあまり時間が割かれていません。
 
 それは、限られた時間、練習回数の中でチームとしての結果を求められているからです。個人のレベルアップに十分な時間を充てることは難しいのですが、個人戦術をきちんと習得できていない選手はここスペインにも存在します。

 16-17シーズンまで私が所属していたUEコルネジャというクラブの同年代の選手と比べると、CEエウロパの選手たちはどうしても個々人のレベルが落ちます。そういう面から、個人戦術の向上のために割かれる時間は今のチームの方が多いとも言えます。指導する選手のレベルによって週のトレーニング計画をコントロールするのが指導者の仕事の1つです。

 年代が上だからといってあまりにも個人戦術が身についていない集団にチームやインテルセクトリアルの戦術ばかりを指導していても良いパフォーマンスは期待できません。建築と同じで、しっかりとした基礎が無いところに家を建てようと思っても頑丈で良い家は建たないのです。

 例えば、攻撃のグループ戦術アクションで「サイドチェンジ」というものがありますが、これが機能するためには2人の関係の個人守備戦術の「幅」と「深さ」がチームの各ユニットで機能していることが必要不可欠です。
 

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