子どもは寝ないと育たない? 再認識したい「睡眠」の重要性
2018年10月28日
コラム子どもの睡眠時間が減ってきています。昔と比べて入眠時間が遅くなり、ジュニア期に必要な睡眠時間が確保されていない現状があります。あなたの子どもは大丈夫ですか? 「早寝早起き朝ごはん全国協議会」など、子どもの生活リズム確立のための社会活動を行っている成田奈緒子先生(文教大学教育学部教授)の話に耳を傾け、睡眠の重要性を再認識しましょう。
再構成●ジュニサカ編集部 著●成田奈緒子 写真●ジュニサカ編集部
『幼児・小学生のための身長をグングン伸ばすための本』から一部転載
Q.子どもは寝ないと育たない?
回答
睡眠ほど子どもの成長に大事なものはありません!
「寝る子は育つ」は真実です。しかし、子どもにとって睡眠がどれだけ必要不可欠なものであるか、本当の意味で理解している親御さんは少ないのではないでしょうか。
睡眠には、いくつかの働きがあります。まず、眠ることで体を休息させ、心身の疲労を回復させています。そして深い睡眠時に分泌される成長ホルモンにより、体を作り、免疫力を高めて病気にかかりにくくしています。子どもの背を伸ばすのに大きな役割を果たすのがこの成長ホルモンです。また、眠ることで頭を整理し、昼間学習したことを記憶させる役割があります。背を伸ばすだけでなく、心と頭を育てるためにも睡眠は重要なのです。
小児科医の分厚い教科書の最初に書いてあることが、「子どもが育つためには睡眠が必要である」ということ。睡眠は子どもが心身ともに豊かに成育するために欠かせません。生まれて1週目の赤ちゃんは16時間もの睡眠、そして小学生になるころにはおよそ 9時間の睡眠が必要とされています。ところが、現在日本の小学生の子どもたちは、たった8時間ほどしか寝ていません。世界でも最短の睡眠時間です。
1970年代の日本の小学生の平均睡眠時間は、9時間23分でした。ほとんどの子どもは、あたりまえのように午後8時には寝ていました。ところが現在、子どもたちの入眠時間がどんどん遅くなっています。背を伸ばしたいと思うなら、まずは睡眠時間が足りているか、生活習慣を見直すことが大前提。できるだけ早く眠れるよう、生活を変えていくことが必要です。
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