「旬の食材」を食べる意味とは? 秋の味覚の栄養素を知る!
2018年11月06日
コラム
※写真はイメージです
旬の食材は栄養価が高い
10月には、旬の食材がこんなにたくさんあります。
■10月の旬食材
1.秋シャケ/サンマ/サバ・シシャモ(魚類)
2.新米
3.サツマイモ・サトイモ・ヤマイモ/ニンジン(根菜類)
4.シイタケ(キノコ類)
5.カリフラワー
6.梨/りんご(果物)
「秋シャケ/サンマ/サバ・シシャモ」には、良質な脂質であるDHAやEPAなどが多く含まれます。秋シャケは9~11月が産卵シーズンで、鮭を赤く色付かせているアスタキサンチンは活性酸素を除去する作用があります。サンマは「秋刀魚」と書くように秋が旬。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、カルシウム、鉄分などが含まれます。同様に、青魚であるサバにビタミンB12やビタミンDが多く、体を作るために必要な栄養が豊富です。シシャモは頭から食べられるのでカルシウムやマグネシウムがとれ、ビタミンB群も幅広く含まれています。
あまり知られていませんが、お米にはたくさんの栄養が入っています。精製して白米にすると栄養は減ってしまいますが、それでも体に必要なエネルギーになることは間違いありません。そこで栄養をしっかり摂りたい場合は玄米を食べたり、米を3分づきして混ぜるといいでしょう。食物繊維、ビタミンやミネラルが白米よりは多いので栄養があります。
秋の根菜類にはデトックスしながら、体を温めてくれる作用があります。サツマイモには、たんぱく質の吸収を高めるビタミンB1や、お腹の調子を整える食物繊維が豊富に含まれていますし、サトイモやヤマイモのぬめりは胃の粘膜を保護や整腸作用が期待できます。ニンジンは1年中スーパーには並んでいますが、実は秋から冬にかけてが旬なんです。この時期のニンジンには、特に抗酸化効果のあるカロテンやビタミンC、カリウム、カルシウムなどが豊富です。
秋の食材の代表格であるキノコ類には食物繊維が多く、ミネラルやビタミンもたくさん入っています。なかでも、シイタケには筋肉や骨を丈夫にする効果もあります。さらに干しシイタケを利用すると、もっとその効果が上がります。カリフラワーなんかも秋から冬にかけてが旬です。熱を加えても含まれているビタミンCが壊れにくいので、炒め物にしたり蒸したりして食べてもOKです。
秋の果物といえば、梨ですよね。90%近くが水分ですが、食物繊維やカリウムが含まれ、腸内をお掃除してくれる役割があります。また、疲労回復の効果が期待できますから、練習から帰った子どものおやつに最適です。また、「リンゴが赤くなると医者が青くなる」という諺があるほど、リンゴは栄養があって医者いらずの食べ物です。皮には抗酸化作用のある「りんごポリフェノール」がいっぱいなので、皮のまますったり、焼きりんごで食べることをオススメします。
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